September 12, 2006

僕がグラウンド・ゼロを見に行ったのは、2年前になるのか、3年前になるのか。印象としては、都市の真ん中に突然ある巨大な工事現場、という感じだった。あの同時多発テロから今日(11日)でちょうど丸5年。なんだかピンと来ない。長いのか短いのか。だが、その間に世界は変わった。それも急激に、テロに傾いた。世界中で自爆テロが多発し、アメリカはイラクを滅茶苦茶にした。テロ対策、ということであれば本来、アルカイダが潜むパキスタンかアフガニスタンを中心に行うべきである。もっとも、これは戦争をしかけるという意味ではない。どうも近頃のアメリカは方向を見失っているようにも見える。とにもかくにも、あの事件は現在のテロの時代の始まり、象徴であったことは確かだ。そういえば自爆ということを最初にやったのは、我々日本人ではなかったか? そう、特攻隊である。その特攻隊から60年経って、また自爆が流行りだしたというのも妙な感じがするが、大友克洋の「アキラ」や、いろんなSF小説で予見されたテロの時代はやはりやってきてしまった。今のところ、極東にいる我々には直接的にピンと来ないが、いずれ世界中を席巻すると考えればのほほんとはしていられない。いずれにしろ、物騒な時代になったものである。

Posted by Sukeza at September 12, 2006 12:03 AM
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