August 31, 2006

結局ある日、僕は独り言を呟いていたのだと知る。

僕の部屋は1階の1番奥にある。ベランダの隅、手すりの上に乗って、風呂上りの身体を冷ます。気持ちのいい風が吹いてくる。庭で虫が鳴いている。すっかり秋の気配だ。ここにこうやって座って、煙草を吸っていると、世界の一番隅っこにいる気分になる。いや、実際に一番隅っこかもしれないのだ。こうして、僕は世界の果てまで来た。

それから僕はPCのディスプレイの前に座り、何かが起こるのを待つ。しかし、何も起こらない。せいぜいスクリーンセーバーが起動するぐらいだ。スクリーンセーバーは延々と同じパターンを繰り返す。それはまるで時間というものを象徴しているかのようだ。このように、時間は単調に、無慈悲に、今日も進んでいる。

Posted by Sukeza at August 31, 2006 11:33 PM
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