April 06, 2006

ダ・ヴィンチ・コード」を読み終わった。場面の展開が早く、各章が短い、ジェット・コースター・ノベル。トマス・ハリスにもどこか通じるところのある、いかにもハリウッド映画になりそうな小説。っていうか、もう映画化されてるみたいだけど。とりあえず、気軽に読めるエンタテインメントとしては面白かった。ところで、僕が最初に小説を書くときに参考にしたのが、ディーン・クーンツの「ベストセラー小説の書き方」なのだが、そのなかで述べられている手法が忠実に使われていた。すなわち、主人公を常に窮地に追い込め、というものだ。しかも、危機一髪、もう絶体絶命というところまで追い詰めたところで、さらに最悪の事態が待っている、というような具合にしろというものだ。この小説はその手法のオンパレードである。それにしても、文庫で読んだんだけれど、各冊がやたらと短くて、3分冊の意味がまるでない。十分一冊で出せたし、せめて上下巻でいいところだ。出版社の儲けようという意図が見え見えだった。

今日も朝の6時前に起きてしまった。毎日昼寝をする癖がついたせいで、医者の言う分断眠になってしまっている。と分かっていながら、今日も二度昼寝をしてしまう。懲りないなあ。

Posted by Sukeza at April 6, 2006 11:10 PM | TrackBack
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