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それにしても、久々に始めた競馬はなかなか当たらない。昨日はプラスだったが今日はマイナス。もちろん、以前と違って１００円ずつしか買わないので、負けたと言ってもたかが知れているのだが。予想するのは実に楽しいのだけれど、改めて競馬で勝つということの難しさを実感する。以前、自分が作ったデータベース・プログラム（DOS、しかもPC９８用だったのでパソコンごと捨ててしまった）があればまた違うのだけれど。このホームページを立ち上げたころに書いたことがあったけれど、そのプログラムは実によく出来ていた。独自のスピード・インデックスを算出してプリントアウトし、客観的に判断することが出来るものだった。今はTARGETというソフトを使っていて、それはそれでよく出来ているソフトなんだけれど、スピードインデックスが前走だけだったり（それも信頼度が低い）、各馬の成績を芝・ダートごとに見れたりできなかったりと、物足りないところも多い。

精神の安定とは何か、というようなことを考えた。最近の僕は精神的には安定していると掛かりつけの心療内科には言っている。実際、最近は一時に比べれば随分と安定しているように思える。ちょっとずつではあるけれど、昔の僕に戻りつつある。しかしながら、今日も田舎の母と電話で話していて思ったのだけれど、今の僕は不安定な要素の塊のようなものだ。ひとつ間違えればバラバラになってしまう積木細工のような。何かのきっかけがあれば、すぐ元の不安定な精神状態に逆戻りしてしまう要素で一杯だ。だから、今の僕はいかに安定を保つか、という、サーカスの綱渡りみたいな状態なわけである。

今日はまた衝動買いをした。カメ用のヒーターを買い、腕時計を買った。ヒーターはともかく、時計は特に必要なものではない。他にも二つ持っているし、うち一つは充電しなければならず（携帯電話兼用型）、Gショックは電池が切れているが、今日はそのGショックの電池を替えてもらおうと時計屋を訪れたのだ。しかしたかが電池交換に二週間以上も掛かると聞いて、その場で新たな時計を衝動買いしてしまった。最近はどうも衝動買いが多い。しかし、それも安定を保つためにもしかしたら必要なストレス発散になっているのではないかと自分に言い訳している。今の僕は欲を大事にしたいのだ。一時期、何事にも興味を持てなくなった時期があった。欲がなくなってしまったときがあった。それに比べれば、例え衝動買いであろうが、競馬であろうが、なんらかの欲があった方がマシだ。前向きな欲望が僕には必要だ。それが果たして特に必要とも思えない時計を買うことであるのかは疑問だけれど。後ろを振り向かないことが肝心だ。とにかく、前に進む推進力が必要だ。それがつまらぬ欲であっても。この際だから、欲望をモティベーションと置き換えておこう。欲望こそがモティベーションなのだと。