something new

引越ししたばかりの彼女の手伝いをする。

相変わらず不安は消えない。それどころか増しているようにさえ思える。どうやら鬱状態に入ったのか。ネガティヴな連想が次から次へと浮かぶ。僕の未来は暗澹たるものに思える。なにもかもが面倒なことに思える。近頃薬を飲むのをさぼっているせいだろうか。そう思って薬を飲む。薬が効いてくると少しは不安感も薄れる。

ワールドユースのモロッコ戦を録画したものを見る。０−１という結果は残念な結果だが妥当と言えるかもしれない。しかしながら、少なくともPK戦には持ち込めた試合だったと思う。試合内容自体はそれほど悪いものではなかった。むしろ頑張った方だろう。しかし、これはA代表にも通じるところだが、日本人のフォワードはシュートの怖さ、ゴール前の怖さが今ひとつ足りないように思える。確かにカレンの惜しいシュートが２本あったが、まだゴール前の積極性、枠内シュートの数が国際レベルでは足りないような気がする。積極性という意味では前田に可能性を感じる。A代表の大黒のような存在になればいいのだが。中盤に関しては、水野を先発させたのはよかったが、交代させるのが早すぎた。それと、梶山は確かに才能を感じさせるプレイ。しかし、もっと自己表現が強くてもいいと思う。中田英みたいに。DFに関して言えば、増島のミスが目立った。総じて、このメンバーが次のオリンピックに向かうわけだが、少々不安を感じなくもない。かつてワールドユースで準優勝したときのチームと比べてこのチームになにが足りないかというと、あのときの小野のような存在がいない。絶対的なリーダーというものが欠けている。それに、FWの核となるべき平山が少々頼りない。彼はやはり大学ではなくJリーグに行くべきであった。もはや怪物ではなく、背が高いだけの凡庸な選手になりつつある。スピードが望めないのであれば、もっとセンターフォワードとしてゴール前にどっしりと構えるべきだ。家永、前田といった選手が頭角を現したように、新しい選手が台頭してこないものか。

昨日から日記が長くなっているのは、こうして文章を書いていると少しは落ち着くからだ。落ち着きこそ今の僕に足りないものだ。物事はそうそう劇的に変わるものではないとも言えるし、逆にある日突然、それこそ劇的に変わるものだとも言える。待つべきときはじっと待つことも必要だ。問題は待ち切れるかどうかだ。なにか端緒のようなものが見えればいいのだが、それはどこから、いつ現れるかどうかは予想がつかない。毎日その気配が感じられればいいのだが、そうそう毎日ドラマチックには物事は進まない。いつから僕はこんなことを考えるようになったのか。ここ最近であることは確かだ。つい数ヶ月前まで、僕は結構のんびりしてた。泰然自若、それが今の僕には必要だ。