June 22, 2005

本日は、朝からハローワークに行って紹介状をもらい、午後に面接。どうにもピンと来ない面接だった。それにしても世の中にはいろんな仕事、いろんな会社があるものだ。どうも最近「45歳のハローワーク」みたいな日記になりつつあるが……。

このところ、職探しをしているせいもあるが、人生とは、みたいなことを考えることが多くなってきた。この歳でどこかの会社に就職するとなると、骨を埋める覚悟が必要かな、と思うせいだ。しかし、考えれば考えるほどわからない。どう生きるべきか。いかに生きるべきか。そもそも生きるということはどういうことなのか。などと、どうにも答えが出ないようなことを考える。そんな風に考え始めると、老後とは、みたいなことまで考え始め、鬱屈したりもする。僕の欠点はそもそも考えすぎることであるけれど、じゃあ何も考えなくていいのかというと、クエスチョン・マークである。何も考えずにすむほど人生ってのは甘くないんじゃないか、などと考えたりもする。一方で、何も考えなくてもいいのでは、などとも考える。ん? やっぱり考えてばかりだ。これが15年若ければ話はもっと単純きわまりないはずだ。自分のやりたいことをやればいいからである。自分の生きたいように生きればいいからである。しかしこの歳になると、果たして自分のやりたいことと出来ることは、とか、いったい自分はどう生きたいのか、あるいは自分はどう生きられるのか、という風に曖昧になってくる。まったく、人生というものは厄介なものである。少なくとも、僕は既に太宰や芥川よりは長生きしている。とすると、僕に残されているのはもはや余生というものなのか? 芥川は「将来に対する唯ぼんやりとした不安」という理由で自殺した。将来に対する「ただぼんやりとした不安」ということなら僕の方がよっぽど強い不安を抱いている。とすると、僕は芥川よりは強い人間なのだろうか? 今のところ、僕には死ぬ勇気もつもりもない。恐らく死に対する恐怖は芥川よりも強いだろう。僕という人間が強いとはとても思えない。僕よりも小心な人間というのもなかなか想像できない。まあ敢えて言えば人生をはかなんで自ら死んでしまう人ほどは小心でもなく弱くもない、といった程度の話だ。まったく、厄介なのは人生というものなのか、人間というものなのか。

Posted by Sukeza at June 22, 2005 12:04 AM
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