November 02, 2004

なぜ平日のこんな朝っぱらに更新しているかというと、今日から今週いっぱい、会社を休むことにしたからである。あれからの経過を簡単に記すと、土曜日もネガティヴな思考は僕の頭の中をぐるぐると回り続け、理不尽さに対する怒りが定期的に襲ってくる。なるべく余計なことを考えまいと朝からパチンコ屋に行って黙々とパチンコを打ち、4万9000円の勝ち。しかし、帰宅すると結局はまた同じ堂々巡りだ。この日、僕の中で、会社を辞めるという気持ちは夕方の時点で100%に達した。しかし、僕という人間はどこまでも懐疑的にもしくは常識的にできているのか、実はオレの方がおかしいのではないか、という疑問が湧き起こり、自分はひどく馬鹿げた決心をしようとしているのではないか、と自問を始める。どちらを向いてもロクな選択肢がない。八方ふさがり、まさに究極の選択である。とうとう僕は自己矛盾に気が狂いそうになり、誰かと話したくてしょうがなくなった。実家に電話して父の手術の日程を聞いた。母はたいした手術ではないので帰る必要はまったくない、と言った。電話を切る間際、受話器の向こうで父が「ありがとう」と言った。不覚にも僕は泣きそうになった。

日曜を置いて、少しは冷静になったのだが、いずれにしても月曜には話をしなければならない。なぜなら、社長が木曜から入院してしまうからである。しかし、スケジュールを聞くと月火と埋まっているという。ひどく失望はしたが、とにかく上司がちょっとだけなら時間があるというので、とにかく休ませてくれ、と話した。その間、社長が少しは時間があるというので、呼び、僕が例のサイコパスの名前を出した途端に、「その話だったらいいや」と言って席を立って出て行ってしまった。あっという間のことである。自分が決めたことから、彼は即刻逃げ出したのである。この時点で僕の会社に対する失望は頂点に達し、それを通り越して呆れ果てた。午後、それでも自分がおかしいのではないか、自分の先入観ではないかという疑念を拭いきれず、いろんな人間とひとりずつ話をした。夜、直属の部下と話を終えて一緒に会社に戻る道すがら、どこかすっきりとした気分になった。いろんな人間に本音を話し続けたせいなのだろう。それと、全員が大なり小なり僕と同じような思いを抱いていること、辞めようと思っている人間が案外多かったこと、僕のことを必要としている人間がいること、などを確認できたからでもある。いずれにしろ、あれこれ考えるのは疲れ果てたし、ひとまず今週は休むことにした。部下に迷惑をかけることだけが心苦しいのだけれど。それに、この僕の行動が上の人間の思考に恐らくなんの影響も与えないことは明白だ。収穫と言えば、問題は例のサイコパス野郎だけではなく、経営陣が無能であることであることがわかったことだ。やれやれ。しかし、こうしていてもわりとすっきりとした気分だ。なるようになるだろうし、どう転んでもいいや、という気分である。ひとまず、今日から日曜まではなにも考えず、パチンコを打って本を読み、小説を書こう。もし会社を辞めたときのシミュレーションとして、この6日間で何日稼動するかはわからないけれど、15万という目標を立ててみよう。ホントは10万でもいいのだが、ひとまず高めに設定してみる。

Posted by Sukeza at November 2, 2004 08:49 AM
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