June 20, 2007

田舎から中学の同窓会の案内が届いた。なんでも、今年数えで49(!)になるので、苦流しとやらでお祓いをしたりするみたいだ。49。インパクトあるなあ。もう50って感じだ。ホントかよ。オレはまだ47だぞ。とりあえず、あと1ヶ月は。そんなわけで手紙を見ると、懐かしい名前が並ぶ。名前と顔が一致する奴、名前だけ覚えている奴、記憶の片隅にも残っていない奴。田舎の隣町の温泉ホテルで、泊まりがけでやるらしいが、もちろん僕は行かない。いったい、どの面下げて行けるというのだ。それに、会費25,000円て高すぎ。会いたい人間ももちろんいる。小学校、中学校と仲がよかった友達。もうおっさんになってるんだろうか。みんな立派に、というか、普通に生活を淡々と営んでいるんだろうな。田舎の生活というのは、そういうものだ。

僕にとって田舎とはなんだろう? 帰るところ。両親がいるところ。それ以上でもそれ以下でもないような気がする。中学の同窓会と言われても、中学生だった時代はあまりに遠くになりすぎた。僕は随分遠いところまで来てしまった。今の僕は、昔を懐かしむよりも、今を生きるので精一杯だ。中学時代。32年前。まるでタイムスリップだな。もう思い出すのも難しくなっている。勉強という点では、中学時代は僕の人生の中で頂点を極めた時代だった。全国模擬テストで、全国で100番以内に入っていた。軟式テニス部に明け暮れていた。一方、本気でクラシックのギタリストになろうと思って、毎日ギターの練習をしていた。ほのかな恋心を抱いた。それもみんな昔の話だ。あまりにも昔の話。僕はもしかしたら精神的にはあのころからそんなに成長していないのかもしれないけど、今は2007年で、平成で、昭和ではない。そんなわけで、みんな、悪いけど欠席させてもらうよ。すまんね。もしかしたら僕らはもう二度と会えないのだろうか。そう考えるとちょっと寂しい。なにしろ、僕は世界の果てにいるのだから。

Posted by Sukeza at June 20, 2007 08:02 PM
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