March 21, 2007

個人のページの宿命というのか、次から次へとサイトが閉鎖されていって、寂しいかぎりである。ブックマークから削除するのもなんか寂しい。長いこと愛読してきたm_krさんの「感情生活」も閉鎖されてしまった。サイトを閉じるというのは、どういう気分なのだろう? 一種、解放されたような気分になるものなのだろうか? 僕は一度、弟がこのページを読んでいると知って、サイトを閉じなければならないと思い、弟に対して烈火の如く怒ったことがある。僕がこのサイトという場所を失ったら、自分の居場所がなくなると思ったのだ。それほど今の僕は世界から、世の中から、隔離されているような気がしている。自分の居場所、世界や世の中と繋がる場所はここにしかないような気がしている。これは依存症なのか? 人によっては、サイトを持つということが足枷のように感じる人もいるだろう。しかし、僕のように10年近くもやっていると、ここはもうひとつの世界としてある種確立されたものになってしまっている。ただ自分の好き勝手なことを書いているだけの話だが、それを読む誰かがいる、ということはとても重要だ。誰かと繋がっている、ということが大事なのだ。少なくとも僕にとっては。僕もいつかはここを閉じる日が来るのだろうか? それは今はまだ想像できない。長年住んだ家のようなものになっているからだ。新しくイチから建て直すのはちょっと骨が折れる。それに、僕のようなロートルが新しくページを作ったところで誰も見向きもしないだろう。ここは僕の住むもうひとつの世界だ。それに、案外と居心地がいい。

Posted by Sukeza at March 21, 2007 10:45 PM
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