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寒い。なんでこんなに寒いの？　今晩はどうやっても寒い。暖房をがんがん焚いても寒い。僕がどうかしてるのだろうか？

というわけで、本は無事に届いた。つまりは、僕の考えすぎだったらしい。そんなわけで、久しぶりに漫画を読んだ。吾妻ひでお「失踪日記」。期待が大きすぎたのか、それとも僕の感性が鈍っているのか、あまり面白いと思わなかった。実話と漫画、どちらも面白いのだから、それが合体したらさぞ面白いに違いないと思ったのだが。リアリティを極力排除して悲壮感がないせいなのか、途中から読むのも億劫に思えたくらいだ。まあ、所詮漫画だから、簡単に読み終えはしたものの。考えようによっては、他人の不幸ほど面白いものはないが、ここには不幸と呼べるものはない。あるのは、あっけらかんとそぎ落とされた事実だけだ。不幸を不幸と感じさせない、という言い方もあるだろう。しかし、不幸は不幸として読みたかった。