November 08, 2006

することが思いつかないので、久々に夜の散歩に出た。遊歩道を歩いていると、前方に数人の若者、っていうかガキがふんふんと固まって歩いている。ときおり口笛を吹いたり、よたったり、踊りのようなものをしたり、奇声を発したり、まったくやかましいことこの上ない。目障りである。あー嫌だなあ、もう帰ろうかなあ、でも、ここで帰ったら連中に、ガキどもに負けたことになる、それも悔しいなあ、などと、訳の分からぬことを考えながら憤っていたら、そのうち連中は左に折れてこの界隈唯一のカラオケ屋へと消えていった。カラオケってそんなに楽しいの? 行く前からあれほどテンション上げて興奮するほどのものなの? 分からん。おじさんにはガキんちょの考えていることが分からん。という僕は、茫漠とした思索に耽りながらとぼとぼと歩き、公園の脇のベンチで煙草を一本吸い、ふーっと溜息をひとつ吐き、僕のこの2年間というものはなんだったんだろうなどということを考えて鬱屈し、ふたたびとぼとぼと歩いて帰ったのであった。

Posted by Sukeza at November 8, 2006 11:42 PM
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