October 22, 2006

唯川恵「100万回の言い訳」を読んだ。実を言うと、これは彼女から借りた本である。かといって、別に薦められたわけではなくて、ただ単にまだ読んでいない本を借りて読んだのだ。しかしまあ、なんというか、ここにあるのはまったくの連ドラの世界だ。不倫を軸に、登場人物たちはいとも簡単にセックスをしてしまうし、傲慢で不愉快な典型的な悪役的人物、実に都合のいい展開、といった具合に、まさに連ドラそのままにデフォルメされている。夫婦という関係を描きたかったのだとは思うけれど、僕にはまさに、女性週刊誌の連載小説でも読んでいるような感じだった。まあ、たまにはこういう軽いものを読むのもいいのかもしれないけれど。いずれにしても、女性の目から見る世界と男性の目から見る世界は微妙に違っているように思える。

Posted by Sukeza at October 22, 2006 01:10 PM
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