September 08, 2006

朝は不思議だ。絶望は雲散霧消し、微かな希望すらある。迷いはまだあるが、それはいかほどの問題でもない。僕はいつものように2杯目のコーヒーを飲みながら、コーヒーの生豆を炒った。香ばしいコーヒーの香りが部屋中に充満する。昨日は2時間半も昼寝をしたのに、今日は7時間近く眠れた。ありがたいことである。今の僕には、十分に睡眠が取れることが何よりだ。

そういえば昨夜のことだ。いつもの、近所にある雑貨屋兼煙草屋に煙草を買いに行った。この店はおばちゃんが一人で切り盛りしている。いかにも場末の雑貨屋兼煙草屋のおばちゃんという感じである。行ってみると、おばちゃんはヒマそうに椅子に座って本を読んでいた。僕が声をかけると、おばちゃんは読みかけの本を閉じて、ラークマイルドを取りに向かった。ふと何を読んでいるのかな、と思って見ると、なんとそれはペーパーバックの英語の原書だった。そういえば、前回買いに来たときはフランス語の学習テープが流れていた。いったい、場末の雑貨屋兼煙草屋に英語とフランス語がどれほどの役に立つのかは想像がつかないが、人は見かけによらんなあ、と思った。

Posted by Sukeza at September 8, 2006 08:35 AM
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