旧交を温める

10月12日、木曜日。

昨日の日記には書かなかったんだけど、夕方、近所の洋菓子屋に茶菓子を買いに行こうと散歩がてら出かけて結局店は定休日だったんだけれども、その店の手前の角が中学の同級生のニシダの会社というか工場で、前を通ったらちょうど事務所にぽつんと一人でいるニシダが見えて一瞬目が合ったような気がした。ただ確信がなかったのでそのまま通り過ぎてしまい、もう一度前を通るのもなんか気まずい気がしたので帰りは別の道を通って帰ったのだった。そういえばニシダとはかれこれ二年か三年ほど会っておらず、最後に電話で喋ったのも半年か一年ぐらい前だったように思う。考えてみれば小中学校と一緒だったのだが特に親しかったわけでも親しくなかったわけでもなく、なので敢えて友人と呼べるかどうかは怪しいのだが、確か三年ぐらい前にニシダが突然うちを訪ねてきたのだった。以来、何度かメシを食おうとか誘われたのだけれど、ほとんどが酒の場の話だったので断っていた。飲めないから酔っ払いの相手をするのはごめんなので。ただなんとなく昨日のことが気になって、今日も夕方の5時過ぎになって昨日の店に再び買い物に歩いて出たんだけれど、事務所にいたら声をかけようと思っていた。

ちょうどニシダの会社の前にさしかかると従業員が車で帰るところで、僕が事務所の前に到着するころに最後の車が出ていった。昨日と同じようにニシダは一人事務所に座って何事か仕事をしていた。仕事中みたいなので悪いかなと思ったのだが、昨日のように素通りするのもよくないと思い、ドアのガラス窓をノックした。

ニシダは珈琲を淹れてくれて小一時間ばかり世間話をした。ニシダの会社というか工場はスリッパを作っているのだが、今の従業員は何人いるのか訊いてみると6人だそうだが、一番多いときは30人いたというので驚いた。とすると、最盛期は月に給料だけで少なくとも500万は払っていたわけだが、それだけ経費をかけても採算が合うほどスリッパを作るということがイメージ出来ないのだった。そもそもスリッパにそれほどの需要があるものだろうかと。実際今でも月に人件費は100万はかかっているはずだから、世の中の仕組みというか、たかがスリッパといえどもそれだけのなんていうかサイクルみたいなものが常に回っているのだと思うと実に不思議だ。まあそれはスリッパだけではなく何に関しても当てはまるのだけれど。

例えば今目の前の机の上にシャープペンシルの芯が2ケースあるのだけれど、考えてみるとこれほど滅多に買わないものも珍しい。普通の人がどれだけのペースでシャープペンシルの芯を替えるのか分からないけれど、ひとつ買えば少なくとも5年から下手すると10年ぐらいもつ。これぐらい滅多に買わないものであっても、ひとケース200円とかで作って採算が合うというか、常に作り続けているということ自体がなんか不思議に思えるのだった。1本200円ならまだ分かるが40本入りで200円。1本5円。これで利益が出るのだから、原価は一体いかばかりなのか、実に不思議に思えるのだ。まあそういうことは何にでも当てはまるのだけれど、経済の成り立ち方というのが自分には実に奇怪なことに思える。

もう何年も電車に乗ってないけれど、田舎に帰るときに新幹線で米沢とかの田舎の駅に停まる。夕方の帰宅時間であればホームには中学生やら高校生やらがごった返しているのだが、いまどきの彼らはみんなスマホを持っている。こんな田舎でも中高生がみんなスマホを持っているとは、田舎の経済は一体どうやって成り立っているのであろうか。などと。だってスマホの料金も月辺り馬鹿にならないじゃん。

というようなこともニシダと久しぶりに話をしたことで思い出した。

長くなるので以下略。としたいところなのだが、今日のことで敢えて書くとすれば今日も昼過ぎから業務に行ってみて、リサーチがてら一通り見ていろんな台を試してみたのだけれど、いよいよもってもう使えるものはない、という結論に達した。シメ過ぎ。もう既に客が飛び始めているし、この調子では遠からずこの店も立ち行かなくなって閉店に追い込まれるだろう。それでも1台でも使えるものがあればいいと言えないこともないのだが、今日見たところでは見た目マシな2・3台は見た目よりも回らないかスペック(期待出玉)的に勝てるわけないというものしかなかった。もしかしたらいつかはどれかをアケるかもしれないが、何せ町に一軒しかない店、そんな宝探しのような確率ではちょっとやってられん。もちろんこれまでの経験上、都内に住んでいたときも武蔵浦和に住んでいたときも、駅前に何軒あってもひとつ残らず全滅というのは珍しいことではなかった。しかしながらこれで情報が出回っているように年明けに出玉を3分の2にするという規制が入ってそれでも状況が変わらなければさすがに業界として滅亡するのではないかと。っていうか、アホみたいにアケなければ誰も打たなくなると思われ。つまりこれからはギャンブルではなくてゲームセンター的な営業にしないととてもじゃないが生き残れないと思う。でもって、ゲームセンターには用はない。なので、今日のところはひとつの終焉を垣間見た思い。そんなわけなので、もう貯玉を全部交換してしまおうかなと考慮中。とすると、本当に業務からは足を洗うことになるのだが。はてさて。

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敗北感、臥薪嘗胆

10月11日、水曜日。

一応負けたわけではない。しかしこの、物凄い敗北感は。それは心のどこかに昨日の日本代表の試合(これまた負けたわけではない)がうっすらと影を落としているようだ。つまりなんらかのネガティブな気持ちを引き摺っている。結局のところ、メンタルの弱さっていうのはこういうところが顕現する、つまり表出するんじゃないかと。

いずれにせよ一応(やっぱり一応なのだった)努力はした。朝9時33分に起床して、午前中から相場のポジションを取った。それもドル円とユーロドルの両方のポジションを目一杯取った。これはこれで最近にしては画期的なことだ。だが結局は中途半端なメンタル、たぶんそれは落としどころをイメージしていないからだと思う。昼過ぎにまずドル円を中途半端なところで利食い、ユーロドルも先に一部損切りしていたので決済すると結局トータルプラマイゼロになった。うむむむむ。あれだけ目一杯ポジションを持ってプラマイゼロ。恐るべし。自分でも何やってんだろうなーという気持ちはもちろんある。端的に言って根性がない。というか、スキャルなのかデイトレなのか、その辺からして曖昧だからこうなる。

例によって午後昼寝。それから気を取り直してユーロドルの押し目買いに絞って再びポジションを取り直す。だがやっぱり腰砕けで決済。損益変わらず。これではいかんと思って夕方から再びポジションを取り直すものの、ロンドン時間によくあるパターンでずるずると買い下がってしまった。なんでこんな深い押し目になるの?という疑念の方が先に立ち、どどっと指値がさらに2つ追加で成立してもまだ下がるとびびってただ見入ってしまって底でポジションを取ることが出来ない。そうこうしているうちに7時近くなり、とにかく母のところに行かなければと逆指値を調整して出かける。これはストップついちゃうかなーと。

で、母のところから8時過ぎに帰宅するとまだポジションは生き残っていた。というか、ぎりぎりコスト(建値)に戻るところだった。帰宅してまず台所で煙草を一服していると、ちょうどコスト近辺でうろうろしている。うむむむ、と思って微益が出たと思われるタイミングで決済するとすべって微損。もしかしたらストップがつくかもと思っていたくらいなのでこれはこれでま、いいかと思いながら夕飯。しかし食べ終わるころには決済したところから10ピップス以上上がっている。で、案の定というかやっぱりというか、23時の時点で決済したポイントから35ピップスも上がってた。5つポジションを持っていたわけだから、35かける5……うわーん、もういやーっ! 収支的にはその後無理やりちょびっとトレードして一応微益にはしたものの、取り逃がした魚があまりにも大きかった。お蔭ですっかり大敗した気分に。なんで含み損を抱えているときばかり粘って、プラ転してから粘れないのだろう? たぶん人間の生来の性質とストレスからいって自然にそうなるのだろうけれど、これを克服できないといつまで経っても損大利小になってしまう。しかし、昔は出来ていたのに何故最近は出来ないのか。考えてみれば昔の方がずっと無謀だった。以前も書いたように、勇気というのはある意味無謀なことだ。無謀にならないとリスクを負うことが出来ない。リスクを負わなければリワードはない。

ま、明日頑張ろう……ということに。

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ハイチ

10月10日、火曜日。

親善試合、日本 3-3 ハイチ。

コリン・ウィルソンの著書によると、ハイチはゾンビ伝説発祥の地である。それはともかくとして、ハイチで分かっていることはFIFAランキングが48位ということぐらいで、試合が始まるまではどんなサッカーをするのか皆目想像がつかなかった。で、試合が始まってみるといかにも急造チームで特に守備がお粗末、早々に日本が倉田と杉本のゴールで2点リードする。が、お粗末なのは日本の守備もそうだった。えっという感じでゴール前に誰もいなくて1点返され、2-1で前半終了。だがここまではまだよかった。問題は後半。後半開始から小林祐希に代えて井手口、長友に代えて車屋投入。正直言って前半から日本の攻撃が上手く行ってる感はあまりなかったが、ここからさらに泥沼のようにどうにもならなくなる。業を煮やして香川とか大迫を投入するものの、気がつくと2点取られて2-3と逆転されてしまう。唖然。とにかく日本は攻守が噛み合っていない。終了間際に酒井高徳のシュートがゴール前に寝転がっていた香川に当たってなんとか同点ゴールで引き分けになったものの、とにかくお粗末としかいいようのない試合だった。今の日本はザックジャパンのときとまるで逆、つまりポゼッションをした状態で攻め切ることが出来ない。前回のニュージーランド戦から先発を9人替えたのも結果的には無謀、で、試合展開的にフィールドプレーヤーでは植田ただ一人が出場出来ず、これでは植田をセンターバックで試す機会を逸したことになる。ゴールこそ決めたものの、杉本のワントップは無理。大迫トップ、長谷部アンカーという組み合わせと杉本トップ、遠藤航アンカーという組み合わせでは雲泥の差があり、正直言って杉本も遠藤航もゲームを作れず代表レベルにはない。相変わらず代表での香川は球離れが悪く周囲との連係もいまいちで決定的な仕事が出来ず、したがって流れを変えることが出来ない(ま、結果的に3点目は香川のゴールにはなったが)。今日のハイチが相手であったら、チンチンにして当然だった。何がどういうわけなのかいまひとつ分からないが、今日の日本代表は攻守の切り替えも遅く、コレクティブな守備も攻撃も出来ていなかった。なんつーか、トッティが全盛でカフーとかいたときのローマみたいに、攻撃のときは全員がだあーっと上がっていくような迫力がどこにもない。たぶんこれでは相手も怖くない。実際、時間を重ねるに連れてハイチも日本のプレースピードに慣れていった。っつーか、日本のプレースピード自体がなんかちぐはぐしていた。今日の試合を見た後に、次がブラジルとベルギーかよ、という、一体ハリルホジッチは何をどうするんだろうと。今のままでブラジルとベルギーとやったらとんでもないスコアで負けるだろう。

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という具合に、日本代表があまりにも情けない試合をしたので今日という一日の尻すぼみ感は凄いが、そうじゃなくても今日は最初から気勢が上がらなかった。とにかく昨日がとんでもなく尋常じゃなく疲れていたので、それに比べると朝起きたときは多少はまし、という程度。

簡単にいうと睡眠時間はそれなりに取れたので眠気はなかったものの、疲れ自体はなんとなくまだ残っていた。で、相場的には起きるタイミングが遅過ぎて売りそびれ。上手く行かないものである。しょうがないので指値だけ置いて、昼前から業務に行ってみる。気のせいか先日のネタが多少マシになった気がしたが、それは気のせいだった。それでもツキだけで今日も不当な時給を得たのでさっさと撤収して帰宅したものの、いまだ相場は入るタイミングがなくまたしても昼寝。なんでこう毎日昼寝ばかりしているのであろうか。夕方から少々相場のトレードも、ほとんど何もやっていないのと同じ。結局、夜の試合後にドル円が下落したので遅ればせながらちまちまとスキャル。

しかしそれにしても今日植田を使わなったのは納得いかないな、いまだに。

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When I give it up

10月9日、月曜日。

今日はまったくお手上げだ。どういうわけか朝起きたときからへとへとに疲れていて、あまりにも足腰に来ているのでこれは運動不足だなと思い、天気もよかったので散歩がてら母のところまで往復20分ばかり歩いたのだけれど、結果的にはこれが決定打となって夕食後は疲れと眠気でもうどうにもならなくなっていた。

まあ考えてみれば以前1時間ほど散歩すると翌日寝込んでしまったぐらい体力がないのだった。今日のところは夕食後の7時半ごろから完全にギブアップ状態に突入、もう寝てしまいたいという欲求に瀬戸際でかろうじて耐えているだけという状態。こうなるとツイートにもあるようにもう何もかもがどうでもよくなってきて、ありとあらゆることすべてを諦めてしまいそうになる。もう本当に世界の終わりってぐらいに。

実際ただ起きているだけで疲れているのだが、こういうときに取れる手立てはひとつしか思いつかない。すなわち、鹿島の一番いい試合を見るということである。それはつまり、去年のクラブワールドカップの決勝のレアル戦だ。もう何回見たか分からない。たぶん7回目ぐらいか。しかしこの「投げやり」で優勝しそうなときに勇気をもらえるものはこれぐらいしか思いつかないのだ。で、逆転された延長戦までは見なくてもいい。2-2の同点で終わった90分プラスアディショナルタイムを見るだけでいい。この試合ほど夢と希望と勇気をもらえるものがない。柴崎の2ゴール、それと延長戦に突入する前の、90分を過ぎてからのアディショナルタイムの鹿島の猛攻には胸が熱くなる。それに、この試合ほど「たられば」に満ちた試合もないのだ。もはや伝説になりかけているセルヒオ・ラモスへの幻の2枚目のイエローカード。ポケットに手をかけているにもかかわらずカードを出さなかった主審。そこからの猛攻でラストワンプレイで遠藤がクロスに合わせることが出来ていれば……、延長戦、2-3とリードされてからのコーナーキックで鈴木優磨のヘッドが同点ゴールになっていれば……。いずれにしても、結果も細部も分かっていながら、何度見ても束の間の夢を見ることが出来る……。

それにしてもしかし、一体どういうわけで今日はこんなにも疲労困憊していたのだろうか。9時9分に起きて若干睡眠は足りなかったものの、その分午後に昼寝もしたし。相場は日米が休日なのでほとんど動かず、午前中と夕方にちょっとトレードしただけ。あとはほぼ何もしていなかったのだが。夜にはまるで腎臓でも悪いんじゃないかってぐらいに疲れていた。正直ここまで疲れていると、モチベーションもへったくれもなくて手も足も出ない。まずは体力をつけることが先決だとは思うが、20分歩いたぐらいで困憊してしまうようでは。まあ実際問題として、田舎に帰ってからこの方、一時期こそ1時間ほど散歩をした時期もあったが、ほとんどはどこに行くのにも車、したがって車までぐらいしか歩かない。用賀に住んでいたころも、武蔵浦和に住んでいたころも、駅まで片道15分ぐらいは歩いていた。その違いがここまで来るとは。ということは書を捨てて町に出るのではなくて、車を捨てて町に出るしかないのかもしれないが、少なくとも医者ひとつ行くのでも片道30分ぐらい、片道ぐらいはなんとか歩けたとしても帰り道に遭難してしまいそうである。まずはいつも行くスーパーまでが徒歩10分なので、そこを歩くことにするか。あと母のところと。うーむ。どっちにしてもあと2ヶ月もすれば世界は雪に埋もれてしまうので、そこで挫けるのは明白。悩ましいところ。車で30分ほど行ったところに以前父と母が通っていたスパがあるのでそこまで行って泳ぐか。うむむむむ。そんなことが出来るぐらいだったらここまで体力は落ちない。ひとまず、雪が積もるまでは散歩、冬の間は(雪かきと)筋トレといったところか。それが出来るようだったら苦労はしないのだが。

それにしても、なんでこんなに太腿が疲れてるのかね。

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メタファー

10月8日、日曜日。

という具合に今日も頭痛から始まり、結果想定外の早起きをしてしまった。まったく、なんにも予定がないのに。いずれにせよ、起きてしまったものはしょうがない。朝食を摂りながらツイッターのタイムラインを追っていると、NHKで党首討論をやっているというので珍しく午前中からテレビをつけてちょっと見た。が、「日本のこころ」の党首がいきなり「安保法制に反対するのは北朝鮮・中国に味方をすることだ」などというトンデモ理論をぶち上げ、すっかり馬鹿馬鹿しくなって途中で止める。

なんの予定もないと思いつくのは業務に行くことぐらい、正直三連休なんて混んでるだけだから非常に気が進まないのだが、かといって家にいて何をしたらいいのか分からず鬱屈するのも考え物。早めに行ったので結果まだそれほど混んでおらず、先日のネタに座ったものの、やっぱりクオリティは足りない。なんで俺はこんなものを打っているのだろうという疑問を常に抱えながら、結局はツキだけで勝負するしかない。そんなわけだから当初はどうせヒマなのだから日中一杯粘ってやろうなどと思っていた気勢もすっかり削がれ、プラスになったところでとっとと帰る。

昨日の天気予報で今日は暑くなると言っていたけれど、まさかこの辺まで暑くなることはあるまいと思っていたが本当に暑くなった。暑いなあと思いながら窓を開けて帰宅後昼寝。あとはだらだらとネットで動画を見たりして過ごす。

夜、ツイッターのタイムラインを見ていてカズオ・イシグロの文学白熱教室をEテレでやっていると知り、見たんだけど非常に面白かった。いろいろ刺激になった。そういえばまた小説を書こうと思ったのはどうなったのかとか。イシグロが小説を書くときはそれがどんなメタファーになり得るか想像して書く、というのは非常に興味深かったけれど、では自分がかつて書いた小説はなんかのメタファーになっているだろうかと二つの長編小説、「幽霊譚」と「ホリデイズ」を頭の中で再現してみると、もちろん書いているときはそんなことは考えていないが無理やりメタファーになっていると言えなくもない、ということに気づく。それは例えば「ホリデイズ」であれば現実の曖昧さとか不確かさとかになるのだが、でもそれはそれが頭にあって書き始めたものではなく、書いているうちに最後の方でそうなった、という感じである。「幽霊譚」の方は言葉にするのが非常に難しい。ある日幽霊が訪ねてきてそれに恋をしてしまうという実に古典的なただそれだけのアイディアで書き始めたものなので。結局のところ、当時の僕は面白いものが書ければそれでいい、ということしか頭になかったわけで、イシグロのように真実や心情、あるいはイメージをいかに伝えるか、というようなモチベーションで書いたものではなかった。ただ一人称で書いたことによって、結果的に心情を伝えることにはなったのである。そういう、ただこの話を面白くしたいというある種の熱情に駆られて書いたものが結果としてなんらかのメタファーになっているかどうかというような検証を僕自身はこれまでしたこともなく、そういう意味では今日の番組では違う視点で書くというヒントを与えられたような気がしないでもない。

だが問題は僕自身の中にまだそういう情熱が残っているかということだ。少なくともこの15年ほどは、うつ病であることを理由にありとあらゆるモチベーションを失ってきたし、ついでを言えば悪性リンパ腫という癌になって体力を失った。でもそれは単なる言い訳に過ぎず、例えば闇雲に小説を書いた2001年の一年間は既に心療内科に通っていたころだったし、体力などは筋トレや運動をすれば必然的に身につくものだ。つまり僕は長いこと自分自身に(またありとあらゆる人や社会に)言い訳をし続けてきたわけだが、もしかしたらそういうことすらもある種のメタファーとして使える可能性もある。ただ僕に欠けているのは持続性である。モチベーションの持続性。これはまた、分かっちゃいるけどやめられないみたいな。言い換えれば僕はただ単に怠惰な人間であるのだろう。だから無理やりこじつければ、2000年以降の僕の人生は、「怠惰」ということのメタファーであると言えないこともない。

なんかこのような考察は馬鹿げている。これではすべてがメタファーになってしまう。メタファーのためのメタファー。しかしながら、それでもいいんじゃないかという気持ちがどこかにある。

それはともかく、今日気になった動画はこれ。

恐らく深い意味や意図は何もなく、ただ単に綺麗な映像を繋げただけなんだろうけど、結果的にツイートにも書いたように人生を示唆しているように見えてしまう。これもある種のメタファーだ。

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便座

10月7日、土曜日。

昨日の日記にも書いたように、今日から始まる3連休は何の予定もなくて途方に暮れていたのだが、どういうわけか今日は想定外にいろんな出来事が。

という具合に頭痛で始まった。朝食後、仙台の弟から携帯に電話があって急遽今から来るということ。なので出かけるわけにもいかず、昨日断念した温水洗浄便座の取り付けに再び挑戦しようかなと。それにはまず古い配管を外さなければならない。説明書を読んで、どうやらスパナがあれば外せるということなので工具箱を見るとスパナがあった。で、やってみるとようやっと配管を外すことが出来た。古い方の固定プレートを外して、後は取り付けるだけ。まずは新しい固定プレートを取り付ける。位置が分からないので適当。で、試しに便座を取り付けてみると、位置的にもう少し奥の方がよさそうだ。なんてことをやっていると弟が到着。別に手伝ってもらうわけではないが、こういうときは一人じゃない方が精神的に心強い。一応位置を修正して決めたところで一旦休憩して昼食。弟と珈琲を飲みながら、最近隣町の叔母(母の妹)のところに行ってないのが気になるので、後で一緒に顔を出しに行こうと相談。弟は母のところに面会に行く。その間に新しい方の配管を繋ぎ、一応これで取り付けは完了したはず。電源を繋ぎ、説明書を読んでボタンを押して温水になるまで5分間待ってから動作確認。

という具合に達成感に浸っていると弟が戻ってくる。2台の車で隣町の叔母のところへ。着いてみると、ちょうど叔父といとこが玄関先から出てきたところだった。

叔母は春先に一ヵ月ばかり入院して、その後退院してから電話で話したときには歩くのが思うようにいかないと言っていたものの元気そうだったのでショック。携帯の履歴を見ると叔母と話したのは6月だから、7月から急に具合が悪くなって再度入院したということだ。話を聞くとどうやらパーキンソン病でもあるらしいのだが、病名を訊ねても叔父はよく分からないと言葉を濁す。それに入院しているのが精神科(僕が通院しているところ)というのも気になる。これだけ訊いてもはっきりした病名を教えないというのは、何か余程の事情でもあるのだろうか。しかしながら要介護5というのは只事ではない。寝た切りということだから。実際、一時は飲み食いも出来ず点滴だったらしいが、最近は食べることが出来て少し話も出来るようになったということだった。叔父の話では誰にも会いたくないと叔母が言っているということなので、面会にも行けそうにない。

弟は叔母の家から直接仙台に帰った。帰宅するともう夕方近く、なんだか想定外に慌ただしかった。夕飯を済ませてから母のところに面会に行き、叔母のことも話す。

相変わらず朝は寒いのだけれど、今日は何故か夜になってから寒さが和らいだ。母のところで見た天気予報によると明日は全国的に暑くなるというのだが、この辺が暑くなるとはとても思えない。

ところで、小野一光「新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相」読了。正直期待外れもいいところだった。

「迫真に迫る」ってのはちょっと日本語としておかしいな。ともあれ、「消された一家」と比べると事件ノンフィクションとして「家族喰い」は雲泥の差があった。前者の方が圧倒的な迫力があるし、何よりも「痛み」がある。それに比べると「家族喰い」は事件を再現することすら出来ておらず、誰それは実はこうだったみたいな噂話、ゴシップを並べて事件の表面をなぞっただけ。角田美代子のグループが実はパチンコの開店プロもやっていた、なんて情報は事件とはなんら関係ないしどうでもいい。僕らが知りたいのは、一体どういう事件だったのかということなのだが、そこがまったく書き切れていない。よって、全然面白くないし「痛み」もない。

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緊急地震速報

10月6日、金曜日。

ついさっき、物凄く久しぶりに緊急地震速報が鳴ってびびりまくった。で、ちょっと揺れた。ちょっとだけ。あの音はいたずらに恐怖心を煽るというか……今回は初めて緊急地震速報に反応して暖房を切ったのだが、エアコンなのでほとんど意味ない。いつもはただおろおろするだけなので多少は進歩したとみるべきか。

そんなわけで、朝いい感じの夢を久々に見たこと、業務でまた不当な時給を得たこと、親善試合日本対ニュージーランドは2-1でかろうじて勝ったということ、今日もひたすら様子見に徹していた相場は雇用統計で上がった分が北朝鮮のミサイル実験の噂で全戻ししたことなど、今日一日のもろもろが緊急地震速報のキュルキュルっていう嫌な音で全部吹き飛んでしまった。昔というか、最後に会社員として勤めていたときは着メロのプロデュース(主に内臓音源)をしていたので、あのキュルキュルって音は「こんな感じですか?」「あ、これこれ」みたいな意外と楽しい打ち合わせがあったんだろうなと容易に想像出来る。

それはともかく。今日は女の子と付き合っていちゃいちゃするという夢を見ていたので、5時台、7時台に目が覚めたものの夢の続きが見たくて二度寝、三度寝をして9時37分起床。その後たぶん寝過ぎで頭痛。業務中に頭痛薬のアドヴィルを飲む。業務から帰宅後の午後、アマゾンから温水洗浄便座が届いた。で、近所の設備業者のおっさん(元区長)に電話したところ、おっさんは明後日まで留守ということなので仕方なく自分で取り付けを試みる。しかし壊れたウォシュレットを外すところと止水栓を停めるところまでは出来たが、配管を外すことが出来ずに一旦断念。もう少し説明書をよく読めば外し方が書いてあるのかもしれん。明日からの三連休はまったく予定がなく途方に暮れているところなので、明日にでももう一度トライしてみるか。

雨の中のニュージーランド戦はなんていうか……うーん、たぶんハリルホジッチは何がなんでも負けたくなかったんだとは思うものの、ほとんど収穫はなかった。相変わらず香川は代表では決定的な仕事が出来ない。球離れが悪かったり判断が遅かったり決定機に外したり。後半交代で入った倉田がヘディングで勝ち越しのゴールを奪ったことが収穫ではなんかちょっと寂し過ぎる。親善試合なので見ていて今一つ緊迫感がないというか。6人交代という時点でああそうかーみたいな。どうせ全員試すのであれば、次のハイチ戦では昌子と植田のCBコンビを見たい。

真面目な話、本当に北朝鮮は米西部に届く距離のミサイル実験をするのだろうか。するんだろうな。しかし明日からの三連休、本当に何も予定がなくて頭が痛い。業務ぐらいしか思い浮かばないが混んでるだろうし。隣町の叔母のところに顔を出してこようか……。今週末はインターナショナルマッチデーで各国の1部リーグのサッカーの試合がないのが痛い。

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カズオ・イシグロとか

10月5日、木曜日。

9時3分起床。とにかく朝晩冷える。寒い。夏の暑さにも冬の寒さにも負けるが、秋の寒さにも負けるとは。そんなわけで今日からダウンベスト着用。この時期、まだ薄着の人がたくさんいるのでなかなか厚着する勇気が出ない。母の部屋に去年の芋煮会(10月16日)の写真が貼ってあるのだが、そこに写っている自分は今日よりも薄着である。うーむ。

朝食後相場の想定をして一応指値を置くが、相場のレートがちょうどレンジのど真ん中にいる感じであまり動きそうにない。なので今日も業務に行ってみるが何しろ昨日が出来過ぎというかやり過ぎだったので今日は意図的にちょっと負けて早めに帰る。すると、午後になって日の当たる南側の書斎は室温が22度まで上がっていた(朝方は17.5度だった)。帰宅しても相場は動かず、することがない。最近の習いでこういうときは昼寝しか思いつかないのだが、今日のところはまったく眠くなかった。それでも一応ベッドに横になっているといつの間にか寝ていた。とうとう眠くなくても昼寝出来るようになってしまった。これではまるで猫のようではないか。結局夕方になってユーロドルの指値が成立したのだが、その前に我慢しきれずにポジションを取っていたので売り上がる格好になって、肝心の指値がついて以降のポジションが上手く作れない。結局母のところに行く前に下がってきたところで利確したのだが、まあなんつーか案の定なのかジンクスなのか、それから夜50ピップス以上下落。つまり想定は正しかったということだけれど……取れないのでは。

夜、母のところからの帰りがけにスーパーに寄って帰宅すると、カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞したというニュース。これは非常に順当な感じ。とすると、去年のボブ・ディラン受賞っていうのは一体なんだったのか? 受け狙い? ともあれ、ツイッターのタイムラインを見ているとカズオ・イシグロがイギリス人であることを知らない人っていうか、そもそもカズオ・イシグロって誰?という人が結構いるので驚く。

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中秋の名月

10月4日、水曜日。

今日は中秋の名月らしい。夜中に写真でも撮ろうかとiPhoneを手に表に出てみたが、名月は雲に隠れていた。母の部屋には書道クラブ(だったかな?)で書いた習字が貼ってあるのだけれど、今貼ってあるのは「中秋の名月」。いや、それだけなんだけれど。

今朝は最初6時前に目が覚め、次に7時台に目が覚め、二度寝三度寝して結局リサイクルショップの営業の電話で起こされたのが9時16分。もちろん、これを読んでいる僕以外の人が僕が毎日何時に起きようがどうでもいいのは分かってる。しかしながらなんていうか、基本的に手帳に書き残している部分は自分的には重要。例えば起きた時間とか、煙草を吸った時刻とか、体重とか、まあそんなものだけれど。そういうもので自分の生活のリズムが今一体どうなってどういうところにあるのかと。昔流行ったバイオリズムではないけれど。まあそれだけ規則正しいとは正反対の、滅茶苦茶な毎日を過ごしているということなんだけれど。「その日暮らしは やめて」と大貫妙子に言われそう。

朝食後、相場の想定をしようと思った頃合は既にドル円が大きく下落した直後で、これでちょっとよく分からなくなった。なので今日は指値を置かずに様子見から。で、11時ごろからなんとなく業務へ。これが想定外のとんでもない展開に。

かつての1番手だったネタに座ったのだけれど、寄り釘が叩かれてたぶんこれじゃあダメだろうなと思ってこれまた単なる様子見と割り切ってやっていたのだが、確かにクオリティは足りないもののカスで当たってしまい時短と持ち玉を淡々と消化していると確変当たり。で、これがなんと結果的に30連チャンして延々4時間半連チャンしていたという。30連チャンと言っても途中で3度も時短で引き戻すという神がかった展開、まあ時間も時間だし最後終わってくれて正直ほっとした。最近の台は確変中の確率が悪いので消化にやたらと時間がかかる。それでも5万発オーバーで、1パチなのに時給8000円越えって。うーん。こんなんでいいのだろうか。

そんなわけで帰宅すると5時過ぎ、想定外に遅くなった。帰ってみると家の中が尋常じゃなく寒い。なんでこんなに寒いんだろうと温度計を見ると室温が20度を割っていた。それにしても寒く、とうとう書斎のエアコンで暖房オン。で、間の悪いことに夕方の6時近くなって眠くなってきた。しかしこんな時間に寝るわけにもいかず、6時半には母のところに。結果的に今日は昼寝しなかった。

日中ほとんど相場のチャートを見ていなかったので夜はずっとチャートを見ていたのだが、結局徹底的に様子見に。21時15分の指標をこなして23時の指標までに指値を置いておいたのだが、結局それも指標結果を見てからすぐに風呂に入ったので外してしまった。風呂から上がってみると、どっちにしろ4ピップスの差で指値はつかなかった。しかし惜しい。今日の相場の収支はプラス1ピップス(笑)。様子見だからしょうがないが、しかし何度も言うようだけれど相場の収支よりも1パチの業務の方が収支が多い日ってなんか納得がいかない。っていうか、普通に考えて変だろ?

このところ毎日ツイッターのタイムラインを賑わせている選挙の話、ここでは敢えてポリティカルなことには言及しない方針。もちろん思うところはあるけれど。ここに書くのは自分の日常以外はサッカーぐらい。なので、日ハムの大谷が恐らく日本最後の当番で投手で4番で先発して2安打完封で勝った、などということにも言及しない。

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早起きをしてみる

10月3日、火曜日。

昨夜寝たのは3時、しかし今朝起きたのは7時42分。いつもなら二度寝しているところだがなんで今日に限って早起きする気になったかというと、昨夜寝る前にオーバーナイトの相場のポジションを持ったからで、さらに指値を2つ置いておいたので気になって目が覚めてすぐに手元のiPhoneで指値がひとつついてプラ転していることを確認すると、とにかく起きなければ、みたいになったのであった。とはいうものの、さすがにこの睡眠時間では到底足りるはずもなく、朝食を摂りながらオーバーナイトの分はとっとと利食い、そうすると気が抜けたのかなんなのか眠くてどうしようもなくなる。まあ当たり前である。9時過ぎに3本目の煙草を吸っていると吸いながら一瞬寝そうになる。これはヤバいと途中で煙草を消してベッドに潜り込み1時間半ほど昼寝。しかしながらこれでも足し算ではまだ若干睡眠が足りない。この分だと午後にも昼寝をするんだろうなと思っていた。

昼過ぎになってあまり動かない相場のチャートを見ているとまた眠くなりそうなので、とりあえず業務に行ってみる。で、1時間に1回の煙草休憩の際に相場のレートを確認するとユーロドルが1.17000を割れている。本能的に押し目買い。こうなると業務の方はどうでもよくなり、さっさと切り上げて帰宅。で、帰宅したころにいい感じで上がっていたユーロドルがちょっと下がってきたので、ま、いいかと利食い。結果的にはこれが早計だった。というかもう一度割れたところで押し目買いするチャンスがあったのだが何故か今度は見逃してしまう。さっきは本能的にポジションを取れたのにどうして二度目はためらうのか。分からん。結局その後はちまちまとユーロドルの押し目買いのスキャルピングを繰り返して、昨日の損切り分の粗方は取り戻したのだけれど、考えてみれば最初に持った1.17000割れのポジションをただそのまま保持しているだけでよかったのだった。うーむ。結果的には70ピップス以上上がるといういわゆる後の祭り。まあただ今日のところはそれほど自信があったわけでもなく。どちらかというとドル円の戻り売りをやりたかったのだけれど、当初の想定ほど戻らなかった。

それよりも結果的には不思議なことに二度目の昼寝をしなかった。一体昨日までと何が違うのかはよく分からない。ちまちまと相場のトレードをやっていたせいなのか。しかし眠いときはそんなことお構いなしに眠くなるからな。

昨夜壊れた一階奥のウォシュレット、今日になってもうんともすんとも言わず。しょうがないので午後、近所の設備業者のおっさん(前の区長。正確に言えば爺さんだが)に来てもらって見てもらったが、メーカーに製造番号で問い合わせても直せないというので、昨夜調べたアマゾンの安い奴を買って、取り付けをおっさんに頼むということにした。そんなわけで早速アマゾンに注文。頼んだのはこれ↓

これより1000円ぐらい安いのもあるにはあるが、一応ベストセラーということなので。いずれにしても電気屋に頼むと9万、前述の元区長のところでも7万という話だから、それに比べると実に安い。レビューを読むと自分でも取り付け出来そうだが。

夜、夕食後になんとなくギターを弾いていると頭痛。寝不足のせいなのか。珈琲を飲むと治まる。以前サークルの後輩がカフェインで頭痛治まりますよと言っていたのはまんざら嘘でもなさそうだ。プラセボ効果かもしれないが。

夜は方向性がよく分からなくなり相場は様子見。これまた寝不足のせいなのか頭が回らずインスピレーションが湧かない。今日は早めに寝るかな。しかしそうすると明日も早起きになってしまい煙草のペースが無闇に増えるんじゃないだろうか……云々。

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