快勝

6月11日、木曜日。

親善試合、日本対イラク、4-0。

スコア通り、まさに快勝だった。特に3点を取った前半は圧巻、意図的にイラク目線で見ていると日本の攻撃に対しては打つ手なしと見えた。この試合、メディアは初先発の宇佐美に注目を集めていたが、僕自身は以前この日記でも日本歴代最高のミッドフィルダーになる可能性があると書いた柴崎に注目していた。今日の柴崎は4得点のうち3得点に絡み、素晴らしかった。ゲームメーカーとしての資質をいかんなく発揮したと思う。しかし試合後のネット上のサポーターのコメントを見て回ると、「フリーだからできた」とか「ワールドクラスのディフェンスに遭うと無理」という意見も見られた。その辺に関しては現時点ではなんとも言えないが、確かにもっとプレースピードも速く球際が厳しい海外でプレーして欲しいとは思う。今日のイラクはマークが甘かった。しかしながらずっと柴崎を見てきて、守備が上手くなったなと今日の試合では思った。ポジショニングも含めて、代表デビューしたころに比べると格段に守備がよくなっている。

いずれにせよ日本、今日の試合の前半は文句のつけようのない出来だった。右サイドバックの酒井宏樹と最近試合に出ていないGKの川島が不安定だったことを除けば。目立った活躍がなかった香川に批判が集中している向きもあるが、確かに決定的な仕事はできなかったけれど、後半2列目を全とっかえ(左から武藤、原口、永井)してみると、先発(宇佐美、香川、本田)と比べると1枚も2枚も落ちる感じがする。実際問題として、では香川の代わりにトップ下を任せるとなると、今のところ(今日は怪我でメンバーを外れたが)清武ぐらいしかいない。あとは柴崎を前に出すか。と考えると不思議なことにいつの間にか以前のように本田がトップ下という選択肢はなくなってしまった。今の代表に求められているスピードを考えると、本田をトップ下に置くとブレーキになる恐れがあるので。それほどハリルホジッチ率いる今の日本代表のプレースピードは上がっていると感じた。無駄がない。だから見ていて面白い。今さらだけどこの状態でアジアカップに出ていたらなあなどと思う。そういう意味では、アギーレには申し訳ないけれど、彼が八百長疑惑で更迭されたのは今となっては日本にとって非常にラッキーだったなと。それぐらいハリルホジッチはいい監督だと思う。これほど短期間で手腕を発揮する監督というのもそうそうはいない。

と書いているところに入った情報によると、内田に続いて清武も手術だそう。

次の試合からいよいよW杯の予選が始まるが、相手がシンガポールではいまひとつ気合いが入らない……。どうせなら親善試合はもっと強いチームと組んで欲しいものだ。特に苦手とする南米の強いチームと。

というわけで、夜はすっかり代表戦モード。代表の試合は一番の楽しみなので。

そんなわけで夜試合を見るために、母のところには午後3時近くに行った。散歩がてら歩いて行ったのだが今日は日差しが暑かった。特養はがんがんに冷房が入っていて寒いくらいだった。予報によると比較的天気がよさそうな次の日曜日に母が一時帰宅できるように申込みしておいた。

昨夜はあれだけ眠かったのにも関わらず、寝床で本を読んでいたら眠くなくなり、おまけに2階の自室が28度もあって暑くてなかなか眠れなかった。窓を開けて外気を入れてようやく2時過ぎに就寝、今朝は8時半前に起きた。昨日早起きと書いたけれど、今週はずっと遅くても8時台には起きていることに気づく。午前中は書斎のソファで黒川博行「国境」を読んでいたのだが、気がつくと1時間ばかり寝ていた。なかなか昼寝癖は取れない。

相場は午後になって指値が上手い具合にひとつ成立、ストップを同値に置いてあとは代表戦が終わるまで放っておいた。夜の指標は予想通りだったのだが相場の動きは想定と逆、それでちょっと損した気はしないでもないが十分な利食いはできた。

もうすぐ読み終わりそうな「国境」、北朝鮮に渡っている間は少々ダレた(地名を覚えられなくてストレスを覚えた)が、日本に戻ってきてからは俄然面白くなってこのまま一気読みしてしまいそう。

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