再会

1月22日、木曜日。

二週間ぶりに母に会った。

面会を控えるように言われてからもう二週間以上過ぎ、いまだに面会再開の連絡が来ないので痺れを切らして午後特養に電話したところ、どうしてもというなら毎日はダメだが昼間なら静養室というところで会うことが出来ると言われたので、3時過ぎに行った。静養室というのは医者が往診に来るときに診察室代わりに使う小部屋で、ソファがひとつぽつんと置いてあった。久しぶりに見る母は案外と顔色もよく落ち着いていて元気そうだった。とはいうものの、そういう風に見えるのはあまりにも間隔が開いたのでその間に母が精神的に辛くなっているのではないかといろいろと想像を巡らせたせいであって、実は母自体はいつもと変わらないのかもしれなかった。話を聞いてみるとどうやら母は風邪にもインフルエンザにもかかっていないようだ。いずれにしろ、こうやって母の顔を見るとやはりほっとする。まだ面会再開の目途は立っていないということで、毎日はダメと言われたのだが、三日に一度ぐらいならいいのだろうか。その辺の加減がどうもよく分からない。入り口の記帳を確認してみると、面会を控えるように言われた7日以降で面会にやって来たのは僕が初めてのようだ。ということは、今回はある意味特別扱いだったのかもしれない。ともあれ、次は三日後の日曜日に来てみることにしよう。

朝は二度寝して10時過ぎに起きた。今日も冷える。朝方は雪は降っておらず今朝も雪かきはせずに済んだ。午前中は全豪の錦織の試合を見ながら結局相場。夜の乱高下すること間違いなしの時間帯は見送るつもりだから、本日はスキャルピング(超短期の取引)の練習を兼ねて午後までちまちまと取引して小銭を積み重ね、最低限の日当ぐらいを叩く。

今日からアジア杯の決勝トーナメントが始まった。というわけで、準々決勝の韓国×ウズベキスタンとオーストラリア×中国の2試合を見た。韓国×ウズベキスタンは延長までもつれ、延長の2ゴールで韓国が2-0で勝つ。ウズベキスタンはいいチームなのだが如何せんシュートとラストパスやクロスといったそのひとつ前の精度が酷い。韓国は怖さは感じないのだけれどなんとなく勝負強い。なんだかんだいまだに無失点で来てるし。で、もしかして出場チームの中で韓国が一番平均身長がデカいのではないかと思うほど体格的には恵まれている。2試合目はオーストラリアがケーヒルのオーバーヘッドとヘッドのビューティフルゴールで2-0で順当勝ち。ポゼッションも含めて、終始圧倒していた。ケーヒルの決定力には改めてびっくり。中国にはいささかがっかり。やっぱり中国は中国だった。以前と比べると技術的にレベルアップしたように見えたのだが、組織的な攻撃がまったく出来ていない。散発的に個人で強引に行こうとするだけ。

そんなわけでアジア杯、ここまではまったく波乱がなく事前の予想通りのチームが勝ち上がっている。明日日本とイランが勝てば実に順当、大方の予想通りの準決勝になる。

サッカー観戦後はポジションこそ取らないもののECBの政策金利発表時のチャートを眺める。思ったほどの乱高下にはならず(むしろ昨夜の方が上下動は大きかった)、結果的には予想通りの方向に動いたものの、かといって逆に動いた可能性もあったのでそこまでのリスクを取る気にはなれず、ただ見てるだけというのもそれはそれで正解。結局落ち着いたところでドル円が底をついたと見て軽めにポジションを取った。大きく動いたユーロは静観。

先日アマゾンに4冊本を注文したので連日本が届く。今日届いたのは原田マハ「楽園のカンヴァス」。今読んでいるシーラッハ「コリーニ事件」は相変わらず読みやすくすいすいと読み進む。

とにかく冷える。家の中でも暖房のついた部屋を一歩出ると寒くてかなわない。ところで、今夜も梅酒を飲んでいる。カルパスをつまみにして。つまみを食べながら酒を飲むって一度やってみたかった。しかし、一滴もアルコール飲めなかった超下戸の僕が、気がつくと毎晩飲んでいるという。これでいいのだ、というバカボンのパパの台詞はけだし名言である。

ああ明日の日本の試合が楽しみだ。


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