邂逅

7月3日、金曜日。

カレンダーをめくるのを忘れていて、昼間気づいてめくった。

村上龍「MISSING 失われているもの」読了。

途中から「わたし」に語りかける母親に正直閉口。別にこれはネタバレでもなく要するに「わたし」はわたし自身と対話を続けているのだが、延々とアイデンティティが揺らぐ様を繰り言として聴いている(つまり読んでいる)のも少々辛いものがあった。この作品は村上龍が新境地を切り開いたと評判になっているが、結局のところ最後まで読んでもあるのは書き手としてのカタルシスであって読者にとってのカタルシスではない。例えば僕であれば読んでいて求めるのは憑き物が落ちることだが、逆に最後まで憑き物は増えていく一方であった。たぶん読者によって感想が大いに異なる小説。ある意味文学的ではある。

今日はアメリカが休日なのでトレードは申し訳程度。というか、 Axioryが1日からお中元キャンペーンというのを始めて、またしても条件(3か月で300万通貨のトレード)をクリアすれば3万円のボーナスが口座に組み込める(出金出来る)ということをやっているので、それを消化するためにだけやっている感じ。よくよく考えてみるとたった3万円のために延々と一ヵ月もトレードをするのはなんか違うような気がしないでもないが。ひとまずこれまでの4分の1という小さいロットでやっているので、いろいろと自分のトレードを見直すきっかけにはなっている。それに当然やるのはスキャルピングだけ。

夕食後の夜、例によって猛烈な眠気が襲ってきたがそれをなんとか克服すると、たまたまYouTubeの動画を見ていたら先日インストールしたフリーのシンセソフト、dexedをDX7と聞き比べるというものを見て、改めてDX7の懐かしいエレピの音が欲しくなり(何故かdexedのプリセットには入っていない)、ググってようやっと見つけた。

ここ最近の買い物で大量の音源が手に入ったが、結局一番感動したのは自分が粗大ごみで出したDX7のエレピとは、自分でもびっくり。DX7が発売された1983年、僕は目黒のヤマハ(いわゆる財団)でバイトしていた。そこで林哲司の事務所でアレンジャーとしても活動していたキーボードの山下さんにDX7が凄いといろいろと教えてもらったのだった。当時100万近くしたと記憶しているシンセ、GS-2を欲しいならあげるよと上司に言われたので倉庫に見に行ったら巨大な家具というかアップライトピアノぐらいの大きさがあったので断念したのを覚えている。もちろんその後僕はDX7を買った。

それから17年近くが経過して、当時付き合っていた人妻へのプレゼントとして久しぶりにDX7のエレピを弾いて曲を一曲作った。その後DX7はケースから出されることもなく10年ばかりが経過して、たまたまうちに遊びに来たヨウタロウがこんなに綺麗なDX7は見たことがないと言った。結局そのDX7も離婚後の引っ越しのときに粗大ごみに出してしまったのだった。

それにしてもDX7のエレピは今聴いても素晴らしい音がする。一体どんな人がこの音を作ったのだろう? そして、この音が完成したときはどんな気持ちになったのだろう? 前述のサイトからダウンロードした中にはDXシリーズの最上位機種であるDX1の音も入っていたが、DX1のエレピよりもやはり初代DX7のエレピの音の方がいい音だった。

それはともかく、明日ようやくJリーグが再開する。なんと中断の長かったことか。サッカーのある生活が戻ってくる。

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