罰と罰

3月5日、木曜日。

何から書けばいいんだろう。最近は特に夜が抑うつ状態が酷い。手が痺れて顔は仮面を貼り付けたように強張り、酷く気分が悪くなる。本当にただの具合の悪い人になる。夕飯を買いに7時ごろに買い物に出かけると、外は凄い雪だった。先日、3月1日は春の陽気だったことが嘘のようだ。今朝は寒くて目が覚めた。起きると頭ががんがんに痛かった。イブプロフェン200mgのアドヴィルを1錠飲んでもダメで2錠飲んだ。調べると、イブプロフェンの一日の限度量は600mgだった

朝方彼女からLINEがあって、宮城県ではなく新庄の実家にいるというので、なんとか関係を修復できないものかと思ってうちに呼んだ。結果は惨憺たるものだった。彼女は終始ふてくされて開き直っており、明らかに僕に対する気持ちは冷めていた。先日作った曲を弾いて聴かせようと思って台所からギターアンプを持ってきてシンセに繋いでおいた自分はまるでピエロだった。面と向かって彼女に嫌いになったと言われた。マスクの上の彼女の目には憎悪しかなかった。出ていく彼女を見送る気力すらなかった。正直、ショックだった。あまりにもがっかりして落胆して意気消沈して、そんな気持ちのまま相場のポジションを取った。そういうときにトレードをしてはならないルールなのに、他にすることが思いつかなかった。

酷い気分のまま延々とチャートを睨み続けていると、彼女から電話がかかってきた。嫌いと言ってごめんなさいという電話だった。正直なところ、自分には何がどうなっているのかさっぱり分からなかった。もう何もかにもがグダグダだった。

酷く手が痺れる。他人の顔が貼りついているようだ。夕食時に含み損からプラスに転じたポジションを全部手仕舞いした。今チャートを見ると案の定、そのまま保持していれば結構なプラスになっていた。そんなことを言っても、今日のメンタルではとても無理な相談だった。

夕方にまた彼女から電話があって、普通にLINEして欲しいという。LINE上の彼女はまったく別人のようだ。僕らのLINE上でのやりとりはまるで茶番だ。何はともあれ、この精神状態では何もできないのでなんとかしなければならない。昔理科の実験でやったように、分離しなければならない。

煙草の本数だけが増える。そういえばいつの間にか煙草のパッケージのデザインが変わっていた。警告の表示が半分を占めるようになっていた。すべてが憂鬱に見える。

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