music vol.6

「業界用語の基礎知識 その2」

...

ロイク
<意味>黒人。
 

いま、テレビでローリン・ヒルのライブをやっている。じつは話題になっているのは知っていたが、まともに聴いたのは初めて。それにしてもキックがでかいな。それと、知ってるミュージシャン一人もいないぞ。感想はというと...ゴメン、オレにはちっとも新鮮じゃないぞ。

正直、もう最近のヒップホップには食傷気味。昔のロイクのソウルはどうした?エモーションは?要はファンキーじゃないんだな。僕にとっての黒人は、ジミヘンであり、コルトレーンであり、マイルスであり、スティーヴィー・ワンダーであり,ハンコックであり...。もういい加減だぶだぶの格好で飛び跳ねるのはやめてくれないか?ロイクからハングリーさとソウルとクールさとインテリジェンスをとったらただのガラの悪い連中だ。もしかしてDNAも淘汰されるのか?なんか日系3世を日本人ですと言われてるような違和感があるんだな...。あれっ、この感じはなんかと似てるぞ...。そうか、最近の日本の若者に感じる違和感と一緒だ。要するにオレが年とっただけか...。えーい、こうなったら開き直るぞ。昔はよかった...と思う。トホホ...

とまあ、こんなことを書いていたら、画面ではスティーヴィー・ワンダーのカバーをやり始めた。ちょっとほっとした。

いちおう言っとくけど、これは人種差別じゃないよ。むかしロスの友達に頼んでアメリカでデモテープを募集したことがあった。200本ぐらい集まったけど、やっぱりクールなのは黒人のデモだったよ。

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