music vol.4

「ギョーカイ事情」

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今日(2月15日)、ここ数年ばかりつきあっている作曲家で、最近は小さいレコード会社でディレクターに収まっているN君から電話があって、会社がそろそろヤバいので何か仕事ないですか、とのこと。人の就職先を世話するほど悠長な立場でもないのだが、僕は自分のことになるとからきし駄目なくせに、他人のこととなると妙に面倒見がいいので昔からやたらと人に頼られたりする。とりあえず何か探しとくけど、あんまり焦らないようにとだけ返事をしとく。

もうこのホームページでも嫌になるほど何回も書いてるし、相談のメールにも書いているのだが、去年・今年と業界、特にレコード会社には試練の年。僕が知ってる範囲でも大手レコード会社が1社撤退する話、同じく中堅のレコード会社が親会社込みで100人単位のリストラをする話、昨年リストラ目的で縮小した最古参のレコード会社がもう苦しい話、同じく古参のレコード会社も撤退するかもという話。それ以外でも僕の予想では新興の小さいレコード会社が2社ぐらいつぶれるのでは、と思っている。儲かっているのはカタギじゃないとこばかり。おっと危ない、危ない。

最近、宇多田ヒカルが気になっているので、同じレコード会社の友達(結構エラい)に電話してサンプルくれよと言ったら、違う派閥のセクションなのでもらえないかも、という返事。せちがらい世の中だなあ。

夢のない話でゴメンね。

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