June 29, 2004

脚本家の野沢尚が首を吊って自殺した。彼はキーボードのYと同級生である。したがって僕よりは一つ年下というわけだが、写真を見ると随分と老けて見えた。.このところずっと読んでいた島田雅彦の小説には常に根底に自殺願望があるし、昨日は自分の首吊り自殺を実況中継した男の記録を読んでいたりもしたので、奇妙な因縁のようなものを感じる。自殺というのは一種の自己表現的な側面を持っているので、必ずしも動機は必要としない。だから常に不可解さがつきまとう。僕だって死にたいとか消えてしまいたいと思ったことはある。しかし、本当の意味で死にたいと思ったことはない。だからこうして生きているのだ。生き続ける人間には不意に自分の人生を終わらせる人間のことは理解できない。それはどこか、殺したいのに殺せないということにも似ている。そう考えると、反対側に転がることは案外簡単なことなのかもしれない。なぜなら、本当に殺したい、と思う瞬間など案外とよくあることだからだ。つまり、きっかけさえあれば、ということだ。動機ではなくてきっかけ。似て非なるもの。その違いはあまりにも大きい。

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June 28, 2004

本日見た映画は韓国映画「ほえる犬は噛まない」。ちっともエキサイティングではないんだが、不思議な味を持つ映画。この「エキサイティングでない」ところが、邦画にも通じるところがあり、モダンな印象を受ける。ポール・トーマス・アンダーソンを思い浮かべたりもする。

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June 27, 2004

暑いなあと思って外に散歩に出てみると、涼しかった。窓開けろってことだったようだ。

それにしても、EURO、大変なことになっている。フランスまで負けてしまうとは。なんだかワールドカップを思い出す。しかし、ギリシャのディフェンスの体制を整えるのの速いこと。まるで軍隊のようによく訓練されている。
かたやJリーグ、いつのまにか横浜がすっかり強くなっていた。いいサッカーするようになった。

島田雅彦はちょっとお休みして、ノンフィクションを読んでいる。なんてったって、事実ほど面白いものはないし、奇怪なものはない。こういろんな事件の記録を読んでいると、自分も誰に殺されてもおかしくないように思えて怖くなる。それに、自分だっていつ加害者になってしまうかもしれないのだ。それにしても世の中には変な人間が多すぎる。

メル友募集中。

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June 26, 2004

仕事中に検索していたら、例のイラクで首を斬られた韓国人の映像リンクを発見してしまった。しかし、見る気にはなれなかった。僕はこの手のものがダメなのである。つまり、本物の映像ってことだ。これが映画のようにハナから偽物と分かっていれば、どれだけリアルでも大丈夫なのだが。近頃久々にAV(レンタル屋に置いてある奴ね)を見たりして改めて思ったのだが、どうやら僕は変態ではなさそうである。というのも、長らく僕は自分が多少なりとも変態であると思っていた。しかしながら、ただのスケベであるだけのようだ。つまり、もうちょっと厳密に言えば、変態であるにしてもただのスケベの範疇、ということだ。要するに本格的な変態を見ると、興奮しないどころか、不快に思えてしまうのだ。これはいったい、喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか・・・。

そんなことはともかく、金がない。とは言うものの、世間並みに給料日なのでまったくの一文無しとかそういうわけじゃなくて、銀行に行かなかったので持ち合わせがないのである。帰り際にコーヒー豆を買って、文庫本を二冊買うと、小銭しか残っていなかった。さっき煙草を買ったので、今持っているのは300円ちょっと。これだけ現金を持ち合わせていないとなんだか気持ちいい。これならいつNHKの集金が訪れようと、堂々と払わなくて済む。

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June 25, 2004

さるアーティストと打ち合わせ。彼はアイスランド出身のダンス・イン・ザ・ダーク的な女性シンガーのアルバムに参加しているのだが、そのきっかけが向こうがネット・サーフィンをしていてたまたま彼のサイトを見つけてメールをくれたそうである。いいなあ。そう言えば、不肖僕もこんなサイトながらアーティスト二人と知り合うことができた。うち一人は他界してしまったが。

WOWOWにて催洋一監督「刑務所の中」を見る。なかなか拾い物だった。懲罰房に入れられて、「あ、シンプルでいいなあ・・・」などと呟いてしまう山崎努がよい。刑務所もまんざらでもないな、などと思ってしまう映画。

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June 24, 2004

相変わらずうだるような暑さ。

再放送でイタリア×ブルガリアの終盤と、スウェーデン×デンマークを見る。イブラヒモビッチ、巧いなあ。それとデンマークの7番(スキンヘッド)、いい選手である。今大会で気になっているのは、ラトビアのFWヴェルパトフスキスと名前は忘れたけど左サイドの10番。どちらもとにかくゴールに向かう姿勢が気持ちいい。

島田雅彦を四冊続けて読んでいるが、さすがに飽きてきた。誰か面白い本があったら教えてください。

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June 23, 2004

真夜中過ぎに公園までの遊歩道を散歩に出かけた。すると、こうもりとヤモリを目撃。この界隈には何故かカラスが少ない。というか、ほとんど見かけない。鳩はいるが。深夜なのにむっとする暑さ。

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June 22, 2004

タイ風。台風。こんな日に限って、立川の先まで打ち合わせに。立川にモノレールが走っているとは知らなかった。推定時速20〜25キロ。恐らく老人が運転しているものと思われる。相米慎二監督「台風クラブ」にあるように、嵐の日は精神が不安定になり、ハイになると言われているが、どっと疲れただけだった。帰ってギリシャ×ロシアの試合を見ながらソファで2時間ほど気絶。目が覚めてジョン・カーペンター監督「ゴースト・オブ・マーズ」を見る。いや、なんつうか相変わらず。B級の王道。

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June 19, 2004

このところDVDを焼きまくっているせいで毎日映画を一本見て、それからEUROの前半だけ見て寝る、という生活。昨日今日と変な夢を見た。

空梅雨のせいで暑くてかなわない。久しぶりにパチンコに行ってみたが、涼みに行ったようなもの。田舎からさくらんぼが届く。と思ったら、実家の隣町(さくらんぼで有名)で今日さくらんぼが100kg盗まれたというニュースが。あんな痛みやすいもの、どうするのだろうか? やっぱり売るんだろうな。

Jリーグが終盤になって面白くなってきた。それにしても、柏、いい選手が結構いるのにどうして勝てないのだろうと思って横浜戦を見ていたら、連携がまるでダメ。鹿島×磐田の試合を見た後だけになおさら。

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June 18, 2004

このところ目がしょぼしょぼする。老人のようだ。ドライアイって奴か?

朝起きてみると、酷い頭痛が。たぶん、昨夜髪を洗って後頭部だけちょい生乾きで寝てしまったからだろう。そんなわけで35分の遅刻。そんな話を会社でしていると、部下の一人が生まれてこの方一度も頭痛というものになったことがないという。恐らく回路がひとつ断線しているんだろうが、うらやましいことである。

用賀の心療内科に睡眠薬目当てで。新しい睡眠薬は朝残らなくてなかなかいい。それにしても、こうして訪れてみると用賀って街は人が多い。それにロクでもない奴も多い。渋谷までの田園都市線の中でもそんな印象。乗客のマナーが悪い。用賀に住んでいるときは洗練された街に住んでいるつもりだったのだが、こうしてみると随分違う印象だ。今住んでいる街に帰ってくるとほっとする。

島田雅彦を3冊続けて読んだ。こうして読んでみると、偶然なのか根底にあるテーマが一貫しているので、最初に読んだものが一番面白かった。まだ2冊買い置きがある。

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June 15, 2004

しかし暑い。これでまだ梅雨なのだから恐れ入る。さすがにTシャツにて出社。島田雅彦は3冊目に突入。今日は地元のレンタルビデオ屋が一律200円の日なので、DVDを3枚借りてきた。このところ、焼きまくり。噂の「花と蛇」も借りてきた。ふふふ。

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June 13, 2004

EUROの開幕戦、ポルトガル×ギリシャを見て明け方に寝たので、睡眠不足。しかし、以前は毎日3時までは起きていたことを考えると随分まともになったとも言える。こういう大会は波乱がなきゃ、とギリシャを応援しながら見ていたが、本当に勝っちゃうとは。寝不足のせいなのか、なんなのか、どうも目がよく見えない。

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June 12, 2004

今日からEURO2004が始まるので気もそぞろ。

何回か電話してみたのに一向に繋がらず、僕の中では行方不明になっていたNだが、昨夜久々にネットで検索してみたところ、どうやら元気でやっているらしい。自主制作盤もリリースしているようだし、いつのまにか自分のユニットのサイトを含め、そっちこっちに出没していた。アーティストが誰にも頼らずに自力でアーティスト足り得るということは、ある意味健全な時代になったということか。

このサイトを訪れる人を、いつぞや7人と書いたが、どうやら1ダースぐらいはいるようである。ありがたいことです。

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June 11, 2004

雨、雨、雨。いつも半錠しか飲まない睡眠薬を一錠飲んだせいなのか、一時間遅刻。おまけに頭痛とまではいかないが、なにかが頭の中に貼り付いているような感じが一日抜けない。近頃の発見は島田雅彦。なにを今さら、というところだが、処女作の「優しいサヨクのための嬉遊曲」を読んで以来なのでかれこれ二十年ぶり。当時は村上春樹の影響を強く受けている印象を受けて、そのころはそういった作品が山のようにあったのでそれっきりになっていた。それがふとしたはずみで文庫の「自由死刑」を読んでみたのだが、これがやたらと面白かった。そんなわけで、今ごろになって読みふけっているのだった。今日は三冊ほど買い込む。なんにせよ、お気に入りの作家が増えるのは嬉しいことだ。

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June 09, 2004

ワールドカップ予選、日本×インド。たまにはこういう試合があってもいいのではないだろうか。途中から少々インドが気の毒になるような試合ではあったが。それにしても久保の1点目はすごかった。このところの久保のブレイクアウトには目を見張るものがある。そういう噂もあるが、中田がいない方がかえってみんな伸び伸びやれるのかなあ。ともあれ、欧州遠征以来、着実にチームが強くなっていることは確かだ。あれほどブーイングの対象になっていたジーコだけど、結果オーライという感じだろうか。ま、かなり偶発的な要素からではあるが。そういう意味ではツイてるのかもしれないな、ジーコ。

会社のパソコンを買い換えた。光沢仕様のノートパソコンにしたんだけど、綺麗なのはいいが照明を反射するので少々見にくいところがあるのが若干気になる。添付でついてきたWinDVDを自宅のパソコンにインストールしたら、グラフィックカードを換えてもコマ落ちしてた映画の再生もスムーズになった。新人ディレクターの採用も決まり、まずは一安心。

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June 08, 2004

「桶川ストーカー殺人事件 遺言」を読んだ。それにしても、ノンフィクションというのはどうしてこう面白いのだろう。本当に驚愕すべきものは常に真実の中にある。これでもかとデフォルメしたもの、それが現実というものなのだ。この事件でのなによりの驚きは、警察というものの出鱈目さにある。多くは語るまい。読んで損はない本。

それはそうと、会社のパソコンがいきなり壊れた。たぶん物理的に。突然、振り子で動くおじいさんの時計のような音が止まらなくなり(ハードディスクが空アクセスしているようだ)終いには立ち上がらなくなった。CDからも立ち上がらないのでもうお手上げである。これがどうもウィルスのせいのようなのだ。なぜなら、最初に挙動がおかしくなる直前に、一瞬「プロセスが云々・・・」というダイアログが出たからである。いずれにしても、パソコンが壊れると仕事はまったくのお手上げである。ここ一ヶ月ぐらいはバックアップを取っていなかったので、なによりもデータが痛い。もしウィルスだとすれば、身に覚えがあるのは、2ちゃんを見に行ったことぐらい。くれぐれも2ちゃんには気をつけよう。

ところで、昨日のDVDのバックアップ手順を若干修正。DVD Decrypterでリッピング→DVD Shrinkで圧縮→DVD Decrypterで焼く、でした。

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June 07, 2004

梅雨入り。なんだかんだ言って、両親が帰ると途端に寂しくなる。ここに引っ越してから初めて訪れる彼らは、最初のうちは贅沢だの分不相応だのとぶつぶつ言っていたが、最終的にはこのマンションを気に入ったようだ。昨夜は母と一緒に公園まで遊歩道を散歩。父の方はと言えば、ソファで寝てばかりだった。まあとにかく、久しぶりに3人で食卓を囲んでいると、まるで実家に帰ったような感じだった。

ところで、すっかり忘れていたが一時期盛んに研究していたDVDのコピー、無事成功。DVD Decrypterでリッピング→DVD Shrinkで圧縮してDVD-Rに焼く、というのが一番手っ取り早い。ちなみにそれぞれ日本語化するにはここ。僕がつまづいたのは、古いDVDプレイヤーだと4倍速対応メディアに焼くと再生できなかったりすることだが、これは新しいプレイヤーを買うことで解決。

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June 05, 2004

最近現れたクライアントにとんでもない馬鹿がいて頭を悩ませている。なにしろこいつ、常識というものをまるで持ち合わせていない。明らかに年下、役もなにもついていないただの平社員、こちらは下請けというわけではなく立場はフィフティ、というにも関わらず、初対面からタメ口。というかむしろ見下した口調。もうマジに切れかかっている。このままだと「誰に向かって口きいてんだ、コラ」と怒鳴りつけるのは時間の問題である。はてさて、どうしたものか。今回は抑える自信がないなあ・・・。昔ビクタースタジオのロビーで、ビクターのディレクター相手に3時間説教した前科があるだけに。

もうひとつ頭が痛いのは、明日田舎から両親が泊まりにくること。やれやれ。

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June 02, 2004

イングランド戦をようやく見た。というか、朝起きて、録画したDVDをぎりぎりまで見たのだが、ちょうど前半まで。開始直後のイングランドの勢いが素晴らしく、どうもこれは3点ぐらい取られそうだな、と思っていたのだが・・・。で、出社してみると、結果がわかってしまうのでネットのニュースを見ることができない。そんなことで悶々としていると、ディレクター連中が出社してきて、サッカー好きの一人に聞くと、早起きして生で見たという。で、その口ぶりからすると、どうも一筋縄ではいかない感じだ。ますます結果を知りたくなったが、しばらく我慢してはいたものの、ひどくストレスが溜まってきて終いには肩まで凝ってきたので、ええい、と結果を見てしまった。1−1のドロー。おお・・・てなわけで、帰って改めて試合を見たわけだ。フォワード連中は今ひとつ仕事ができなかった感じではあるが、それにしても日本は確実に強くなりつつあるな、と思った。1点取られても取り返す強さが出てきた。それに、中田の不在をまったく感じさせない。なんにせよ稲本の怪我が残念。

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June 01, 2004

今では携帯などで当たり前になったナンバーディスプレイ機能だが、ひと昔前だったら夢のような機能だ。例えば、ナンパだテレクラだという世界ではいかに相手の電話番号を聞きだすかというところに勝負がかかっていたわけだから。今となっては非通知には出ないという人も多いだろう。まあそんなわけで電話番号というものは大概の場合筒抜けなのだが、その代わり、出たくない相手には出ない、ということもできるわけだ。で、なにかというと、本日例の募集も粗方出揃ったので、ひとまず少ないながらも面接を行おうと電話を掛けていた。それで、さる二十代の女性の携帯に電話をしたのだが、まず携帯からかけてみると、呼び出し音は鳴るのだが、いつまで経っても出てくれない。留守電にもならない。うーむ。と、ここで会社の電話からかけてみると、あっという間に出た。それもやけに明るい声で。まあわからんでもないのだが、なんだかなあ・・・ちとやりきれないものが。

えーと、U23のマリ戦。なんかA代表と同じ感じ。いい攻めは見せるのだが詰めが甘い。それとやっぱりコーナーキックからの失点。どうもワールドカップのトルコ戦を思い出してしまう。まあしかし、どちらの代表も押しなべて以前よりいいサッカーを見せるようになってきたと思う。チームらしくなってきた。そんなわけで明け方にあるA代表のイングランド戦を見たいところだが、4時ってのはさすがに・・・。

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横浜方面の打ち合わせから夕方会社に戻ると、プロバイダのアクシデントでインターネットが繋がらなくなっていた。しかし、いまどきの会社というもの、ネットが停まるとまるでお手上げだ。手の打ちようがない。開店休業状態である。いかにネットに依存しているのかよくわかる。今日もまたどこまでも暑く、そしてやたらと風が強かった。ディレクターがまた一人辞めるので求人を出したのだが、これまでネット上で募集していたんだけどどうもすぐ辞めてしまう人間が多いので、今回は求人誌に出してみた。ところがこれがどうにも応募が少ない。おまけに人生に行き詰まったような人ばかり。はいはい、わかってますよ、僕だってその一人だ。

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