July 22, 2008

僕には勇気がない。それは今に始まったことではなくて、恐らくDNAに組み込まれた、有史以前からのことなのだと思う。有史以前というのは大袈裟かもしれないけど、少なくとも僕の先祖の誰かは勇気がなかったわけだ。高所恐怖症しかり。しかしさ、思うんだけど、本当に勇気のある人って、どれぐらいいるんだろう? もし自分は勇気があると自信を持っている人間がいるなら、それは単に無謀なだけの馬鹿か、サイコパスのような気がする。勇気ってのは結局、いざというときにアドレナリンの作り出すもののような気がするわけだ。昔の人、例えば宮本武蔵はどうだったのだろう? 常に命のやりとりをしていた人間は。昔は勇気があって当たり前で、ある時点で人間は勇気を失ったのだろうか。それとも昔は命の重さが違ったのか?

例えば、今の時代にわざわざ外人部隊に入隊して、前線に繰り出す人間はどうなのだろうか? それは勇気なのだろうか? 自爆テロをする人間は? 勇気のない僕には分からない。しかし、少なくとも自爆テロに関しては、勇気というよりは無知といった方が正しいような気がする。勇気と矜持は表裏一体のような気もするが、僕はプライドだけは人並みに高い。しかし、僕が戦国時代や江戸時代に生きていたとして、果たして腹を切れただろうか? だから僕は「ソフィーの選択」という映画を酷く恐ろしいと思ってしまうのだった。

あ、これfragmentsに書けばよかったな。まあいいか。

Posted by Sukeza at July 22, 2008 02:18 AM
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