May 16, 2008

彼女が入院して1ヶ月と8日。

夢を見た。

両親がいたところをみると、どうやら実家らしい。両親は二人とも出かけ、僕は一人でテレビを見ていた。いつの間にか夜になり、インターネットなどをしていると、弟が帰ってきた。弟は今日は自分んちに帰って寝る、と言った。出かけている筈の父が、奥の部屋でベッドの中でテレビを見ていた。いつの間にか外は昼で、急ごしらえの3段組みの鉄棒が置いてあり、それは可変式で、弟が自分の身長を測っていた。僕も真似をして計ってみた。僕は弟より10cmばかり身長が低い。僕は鉄棒を始めた。長い助走をつけて。ちょっと怖かった。2度目はオリンピックの選手がやるようにポーズをつけて止まったりしてみた。

そんな夢だった。夢はいつも不条理だが、現実だってさして変わらぬくらい不条理だ。僕は猫たちにお休みを言って車で自宅に戻り、母に電話をした。頭がぼんやりしていて、おかしくなっているような気がした。母はもう寝ていた。僕は母に、俺は頭がおかしくなってしまったと言った。今見たばかりの夢の話をした。僕はうつが酷いときのようにちょっとどもった。母は、お前は正義感が強すぎるから疲れたのだろうと言った。彼女が退院したら、実家に帰って、お前の好きな山の方の田舎に行こうと言われた。そしたら、僕は急に涙が出てきて、止まらなくなった。僕は壊れかけているのだろうか。

僕は朝目が覚めたときから怒っていた。なんで、何に対して怒っているのか自分でも分からなかった。朝食後に病院の彼女に電話をしてみると、朝執刀医が来て、病室を特別室から3人部屋か個室に移すと言われたと言った。僕はそれを聞いてまた憤慨した。病院のあるM駅で昼過ぎまで業務をして、病院に行くと師長を呼び出して説教した。僕の許可なしで部屋を移すことは許さん、と。それから例の医療安全管理室の馬鹿課長から電話があり、庶務課の補佐から電話があって、説明不足だったようなので、と話し始め、入院費に関しては全額お支払いいただきます、と言った。呆れてモノが言えない。もうこの馬鹿と話すのはたくさんだ。手術費、点滴代、検査費、特別室の室料、これらをもつということは責任を認めているにも関わらず、入院費は全額払えという。これは常識的に考えても明らかにおかしい。食道を切られて延びた分の入院費までこちらに払えというのは言語道断だ。病院という組織はとんでもなく時代遅れな、非常識な組織だ。まともな交渉ということすら出来ない。ただ自分たちの意思決定を押し付けるだけ。僕がそれを受け入れると思ったら大間違いだ。恐らく、明日(16日)執刀医と話すのが病院で話をする最後になるだろう。それで何もかも終わるわけではないと思うが、僕がナメられて黙っている人間でないことを思い知らせてやる。

ああ、何もかも、早く終わって欲しい。

Posted by Sukeza at May 16, 2008 12:36 AM
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