April 10, 2008

昨日も書いたように、今日(9日)は彼女の手術の日。正直言って、今日という日を正確に書けるかどうか自信がない。とにかく、こんなにヘヴィな日になるとは思ってもみなかった。

まず、昨夜は6時に寝たにも関わらず、8時に目が覚めた。それも結構パッチリと目が覚めた。しかし、トーストを食べてコーヒーを飲んでいるうちにさすがに眠気が襲ってきて、台所のテーブルで何度かうたた寝を繰り返した。病院には12時半に行く予定。結局、することがなくなり11時には駅に着いてしまった。で、業務の下見などをしてからドトールで昼食を摂り、12時半に病院着。予定では、1時に手術室に入り、1時半から2時間ほどの手術ということになっている。だから、3時半まで待っていなきゃな、と思っていた。ところが、まず看護婦が来て手術が1時間ほど遅れると言った。前の手術が押しているそうである。で、実際に彼女が呼ばれたのは3時。つまり、予定より2時間も遅れたことになる。それから病室の椅子でなんとなく座って待っていたが、さすがに2時間しか寝ていないので寝てしまった。で、看護婦がベッドメイキングに来て起こされたのが5時。ちょうど2時間ほど寝たことになる。ひとまず1階にあるスタバに行ってエスプレッソを買い、病院の前のベンチで一服する。病室に戻って、そろそろ戻ってくるころかな、と思っていたが一向にその気配がない。しょうがないのでまた寝ようと試みるが、エスプレッソなんぞを飲んでしまったせいで、今度は眠れない。一応本は持ってきたのだが、うつのせいで読めないのでヒマでしょうがない。なので、携帯OKの場所で実家やI泉さんに電話したりして時間をつぶす。そんなこんなで時計を見ると、5時間を過ぎてもまだ戻ってこない。いくらなんでもおかしいと思い、ナースステーションで聞いてみると「ちょっと」長引いているという。結局、彼女が戻ってきたのはなんと6時間経過したときだった。それから執刀医から説明を受けた。椎間板ヘルニアの手術自体は上手くいったのだが、食道を傷つけてしまい、それで時間がかかったのだという。なんかおかしいなと思ったが、なにしろ疲れ果てていた。それに、一刻も早く彼女の顔を見たかった。それで病室に戻ると、身体中からチューブが出て、首を固定されて、酸素マスクのようなものをつけた彼女がいた。どうやら意識はあるらしい。それで顔を覗き込んで話しかけてみた。彼女はいつもよりはるかに瞬きの回数が多い、弱弱しい目をして僕を見つめた。僕はそれだけで不覚ながら涙が出そうになった。彼女は喉が苦しいと言い、首と腰(骨を取った)が痛いと言う。僕は彼女が可哀想で、いつまでも傍を離れられなかった。消灯時間はとっくに過ぎ、僕が病院に着いてから既に10時間が経過していた。彼女が痛み止めの薬を入れてもらうのを確認してから、後ろ髪を引かれる思いで10時過ぎに病院を後にした。

帰りながら、先ほど医者に説明を受けたときに感じた違和感を考えた。まず、あきらかに医者は僕のことをナメているな、と思った。決定的におかしいのは、ヘルニアの手術なのに食道を傷つけてしまったということである。これは明らかな医療ミスではないか。おかげで本来なら明日から普通に食事できるはずが、食道の傷がくっつくまで一週間水一滴飲めないという。なんで彼女がそんな苦しみを味わわなければならないのか。僕はふつふつと腹が立ってきた。身体は首と肩がパンパンに張って、疲れ切っていた。しかし、それ以上に怒りの方が大きかった。あの医者は謝罪の言葉ひとつ言わなかった。まるで当たり前のことを喋っているようだった。なんとかしてあの医者をボコボコにしてやりたいと思った。それに、入院期間も予定より延びるという。医療ミスのせいで延びた入院期間の治療費をこちらに負担しろというのか。そんなことは許せない。とにかく、明日は病院に乗り込んで、きちんと説明をさせ、しかるべく補償をさせ、医者に謝罪を求める。オレは怒っているのだ。心底怒っているのだ。

Posted by Sukeza at April 10, 2008 03:29 AM
Comments

応援しております。

Posted by: tak at April 10, 2008 10:23 AM

>takさん

ありがとうございます。疲れ切っております。

Posted by: Sukeza at April 11, 2008 12:33 AM
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