November 07, 2007

田舎の母と電話で話していたら、母がようやく車を買い替える気になった、と聞いて安心した。というのも、父も母もマニュアルの信奉者で、マニュアルの車しか運転したことがないのだ。それというのも、オートマが出始めのころ(いつの話だ?)、事故が多発したことを今でも覚えていて、オートマの方が危険だという、妙な先入観を持っているからである。実際のところ、母は坂道発進が出来ないのである。そんな人間が何十年もマニュアルの車を乗っているというのも驚異だが、それで坂道で事故を起こしたことがないというのも驚異だ。なんでかっていうと、母の話によると、上り坂で止まってしまった場合、後ろの車の人に頼んで運転を代わって発進してもらうそうなのである。やれやれ。大体において迷惑だし、危ない。だから僕は前々からオートマに買い換えろと口を酸っぱくするほど言ってきたのだ。もはやマニュアルを運転出来ない人の方が多い時代である。昔はポンピング・ブレーキがどうのという時代だったが、いまどきそんなことをする人はいない。ダブル・クラーッチ、なんて時代ではないのである。もちろんマニュアルの楽しさというのは僕も知っているが、日常に使うのならやはりオートマの方が楽だ。何十年と乗った父の車はもう売ってしまった(買う人がいたというのが凄い。ちなみに1万円)ので、今は実家には母の車しかない。マニュアルしか運転したことのない父が運転できるのかちょっと心配だが、まあ慣れれば問題ないだろう。母ももう75歳である。ようやっと気づいてくれたという感じだが、75歳にして時代に適応しようとするのは偉いと思う。

さて、明日(っていうか今日)は彼女の検査入院に付き合うので、そろそろ寝よう。

Posted by Sukeza at November 7, 2007 12:57 AM
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