September 12, 2007

夜半にコーヒーを飲む。何故なら、さっきも書いたように寝起きだからである。こんなことだから最近また夜更かしになってしまっているのだ。これでは業界時代と変わらないではないか。それにしても、寝る前から寝汗をかいているというのも情けない。

夜更かしと言えば、こんなことを思い出した。ちょうど僕が30代になったばかりのころ、僕がユーミンのディレクターをやっていたときの話。そのころの僕は、毎日、スタジオが終わるとその日のDATを帰り際に松任谷家に届けるのが仕事の終わりだった。その日も深夜2時ごろ、一足先に帰った松任谷氏にDATを届けに用賀の松任谷宅を訪れた。すると、珍しくパジャマ姿のユーミンが出た。すると、スッピンのユーミンは、「ねえねえ○○くん(○○には僕の本名が入る)、ジャネット・ジャクソンの新譜が凄くいいのよ。上がって聴いていって」と言うのだ。そう言われると断るわけにはいかない。仕事のようなものだからである。僕は12時間以上もスタジオにいて、すっかり疲れ切っていた。おまけにこんな時間だ。もう眠い。と思いながらも僕は松任谷宅の地下(つうか1階? 傾斜に建てられているので)に案内され、延々明け方4時まで夫妻とともにレコードを聴かされた。まあ、確かにいいアルバムではあったが、眠いのなんの。何度も僕は気絶しそうになった。僕がようやく解放されたのは、外がそろそろ白んでくるころだった。まあ、世の中には夜更かしの桁が違う人たちがいるのだ。

Posted by Sukeza at September 12, 2007 12:24 AM
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