January 09, 2007

キーボードのYと、九州でライブをやることになった。現地で詳細は打ち合わせということで、早速駅前の喫茶店で落ち合う。何をやろうかという話になり、僕の昔の曲をやるには、ベースとドラムがメンバーが違うし、何より今やるには古臭いフュージョンである。ここはテーマ一発のジャズでいいだろうということになった。それにしても今から曲を書くのも面倒なので、ちょっと本屋に行って、ジャズ名曲集みたいなもの買ってくる、と言って、僕は本屋へと向かった。やたらと狭い本屋で、僕は身を乗り出すように人波をかきわけ、かろうじてジャズというコーナーを見つけ、それらしき本を見つけた。中を見てみると、なんと驚いたことにコードネームの代わりに五線紙の上に番号が書いてある。なんじゃこりゃ、と思いながら裏の値段を見てみると、4万いくら、と書いてあるではないか。ふざけておる。もっと普通な、ライトな雑誌みたいなものはないかと思ったら、あった。ぱらぱらとめくってみると、これならいけそうだ。これを2冊ほど買っていけばいいだろう。領収書で落とせばいい。などと考えているうちに、ふと気づいた。僕はジャズ・ギターがまともに弾けないのである! しかも、ギターを持ってくるのを忘れた。急に僕は焦り始める。まあいいや、演奏は我流で適当にごまかそう、ギターはライブハウスの奴を借りよう。などとは思うものの気が気ではない。

などと焦っているうちに目が覚めた。時計を見ると、5時。ヘンな夢だったなあと思いながら、早すぎる朝食を摂る。もちろん、外はまだ真っ暗だ。しかし、考えてみると、今年どころか、去年も丸一年ギターを触っていない。ギタリストがこんなことでいいのだろうか? 前述の夢が実話になったとして、四半世紀ジャズピアノで飯を食っているYにもうついていけるわけがない。これは練習をしなければ、などと思うのであった。もう一度、イチからジャズギターを練習してみるか。などと思っているのは午前5時半。

Posted by Sukeza at January 9, 2007 05:31 AM
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