August 18, 2005

とりあえず、ワールドカップ最終予選のイラン戦に勝って1位通過できたのはよかった。先発メンバーを元に戻した今回、後半は疲れてしまって足が動かなくなっていたけれど、前半は見違えるように積極的で効果的な攻撃が見られた。例によって1対1の局面で物足りない場面はあったが、守備意識は高かった。こうしてみると、東アジア選手権の先発メンバー総入れ替えは十分に効果があったと思える。

ところで、サッカーの結果を除けば、今日という日は散々な日だった。これまでちゃんと書いていたかどうか忘れてしまったのだけれど、今の僕は会社を辞めてから最大手のクライアントをフリーのプロデューサーとして担当している。とりあえず今はそれで食っている。それではいつまでも食えんだろうということで、将来的な不安もあり、就職活動をしているわけである。今日の午前中は営業活動としてそのクライアントを訪ねた。久々に会う担当者は夏休みの海水浴で真っ黒に日焼けしていた。海外市場の近況を恐る恐る尋ねてみると、恐れていた通り、まったく停滞して煮詰まっている状態だと言う。これは少なからず予想していたことではあったが、非常にショックだった。つまり、この先の受注の見込みが極端に薄い(というかほとんど見込めない)ということだ。打ち合わせを終えて、川崎の隅っこにある田舎の駅で電車を待ちながら、僕はしばし呆然とした。長い付き合いで随分と世話にもなった担当者であるが、もう会うこともないだろうと思った。これで僕はいよいよもって就職活動一本に絞らなければならなくなった。電車を乗り継いで地元に帰ってくるあいだも、呆然としていた。これで、今銀行にある分以外の収入は見込めなくなった。銀行に残高があるうちに就職を決めなければならない。地元に戻り、駅前のドトールで遅めの昼食を摂った。そこで家に帰って鬱々とするのも嫌だなと思い、よせばいいのにパチンコ屋に行った。ちょうど2時ごろだ。それから2時間、ハマりまくってきっかり2万円負けた。肩を落として帰宅すると、追い討ちをかけるように、先日応募した会社から履歴書が戻ってきていた。このところはこんな感じで書類で落とされてばかり。これだけ続けばさすがにまいる。泣きっ面に蜂とはこのことだ。よくよく考えてみれば、何がどう変わったというわけではなく、すべては予想の範囲の出来事だ。しかし、こう立て続けにつきつけられると気が滅入る。後がないという恐怖を覚える。僕があまりに落ち込んでいるのを見かねて、彼女がやってきて一緒にサッカーを見たというわけだ。今の僕がいかに追い詰められているか、少しはわかってもらえたかな?

サッカーを見終わると、酷い一日にさすがに疲れ果てて昼寝をしてしまった。1時間ほど寝て彼女に起こされる。そこで僕が寝ているあいだに僕の履歴書を見た彼女が言うには、僕の履歴書は退社歴が多すぎるのではないかと。だから長続きしないと思われて書類で落とされるんじゃないの、というわけである。ちょっとぐらい退社歴を減らした方がいいんじゃないかと彼女は言う。僕はこれでも根が正直なので、なかなかそういう発想にはならないし、できることなら嘘は書きたくない。しかし、彼女の言うことも的を射ている。そこで、彼女を送り届けたあと、履歴書を一部直してみた。僕はこれまで7回会社を替わっているが、それを6つに減らしてみた。ま、改ざんだけれど、系列の会社をまとめたのでまんざらまるっきりの嘘というわけでもない。すると、ひとつ減っただけで印象が違うような気がする。すると、なんとなく効果があるような気がしてくる。職務経歴書もそれに合わせて直す。さて、明日からはこれでまた就職活動にいそしむことにしよう。まったく、しんどいなあ。

Posted by Sukeza at August 18, 2005 02:07 AM
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