July 15, 2005

朝起きたときからむっとするような暑さ。とにかく暑い日だった。今日は先日面接を受けた会社の2次面接。そんなわけで、暑い中をスーツを着てネクタイを締めて行く。今日も1時間ばかり待たされた。1次で15・6人いたのが、今日は6人になっていた。面接が終わり、喫茶店に入ってからネクタイが緩んで曲がっていたことに気づく。なんか、とんでもない失敗をやらかしたような気になってしまう。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読み終わる。この小説を読むのは2度目だが、ほとんど覚えておらず、おかげで最後まで読むことができた。さる人が、僕が最近の村上春樹の小説はなかなかカタルシスが得られないと言ったのに対して、この小説でカタルシスが得られたというので読み返す気になった。で、どうかと言うと、結局、人間にはハッピーエンドを求める強い欲求があるのだと思う。この小説の終わりがハッピーエンドかどうかは見解が分かれるところだと思うが、僕個人としては、ハッピーエンドには思えなかった。どっちの結末に転がっても「死」へとたどり着くところが切ない。僕らは、いや、僕は、あくまでも現実というものにしがみついていたいのだと思う。

Posted by Sukeza at July 15, 2005 11:40 PM
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