March 17, 2005

急ぎの仕事が急に入って、というか、急ぎの仕事はいつも急に入るものなのだが、あわただしい一日。それにしても暖かくなったものだ。

随分前にダビングしておいた「アップルシード」を見る。結構評判の悪い映画だが……。確かに、モーションキャプチャーを使った人間の動きはアニメとしては凄い。しかしながら、「イノセンス」でも思ったのだが、CGとアニメの共存というのはどうも違和感がある。アニメならアニメに徹して欲しかった。確かにCGを使った映像は驚くほど綺麗なのだが、アニメ顔の人物の顔が立体的だとかえって気色悪い。つまり、アニメや漫画というのはデフォルメを前提とした2次元のものなので、3次元的なリアリズムを必ずしも必要としてはいない。例えば、リアルさを追求して写真を貼り付けて漫画を作ったら面白いかどうかということだ。たぶん、現在のCGの技術はまだ中途半端なのだろう。いずれにしても、CG=本物っぽいウソ、ということが頭に刷り込まれているので、実写映画でもなんでも、減点材料になる。映画の中身に戻ると、やや肩に力が入りすぎ。ブンブンサテライツのカッコいい曲とは対照的にいささか古臭いオリジナル・スコアが逆効果。それといつも思うのは小難しい造語を並べ立てないと未来は語れないのかということ。と、辛口に書いてみたけれど、時間と手間がかかったろうな、って感じの映像は一見の価値はある。僕にとっての収穫は、ブンブンサテライツっていうアーティストを知ったこと。カッチョええなあ。

Posted by Sukeza at March 17, 2005 12:42 AM
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