February 23, 2005

先日帰省したときに、駅の一階にある図書館に大きな「祝 芥川賞受賞 阿部和重氏」という垂れ幕がかけてあった。地元だから当然といえば当然である。いまどき、どこの本屋に行っても彼の本が平積みされているのはなにか妙な感じだ。もちろん芥川賞を取った「グランド・フィナーレ」であるが、そのくせ、彼の代表作である「シンセミア」は一冊もない、というような奇妙な現象も起きている。結局、賞というものは一過性のものだな、という印象を受けざるを得ない。一読した印象では「グランド・フィナーレ」は彼の作品の中で特に出来がよいとも面白いとも思えない。個人的には、前述の「シンセミア」、「インディヴィジュアル・プロジェクション」あたりがお勧め。

今日も散歩。なんとか二日は続いた。ここにはあまり書いていないが、小説はちびちびと書き進んでいる。たかだか100枚程度(たぶん)の小説にここまで時間が掛かっているのも、1日にせいぜい1・2枚程度しか進まないからである。なにしろ書き始めるまでが大変。ホントに、どうしてこうものぐさになってしまったのだろう。すべての罪は怠惰から始まる。悔い改めよ。

Posted by Sukeza at February 23, 2005 11:25 PM
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