December 08, 2004

今日は少しはまともに眠れた。今ごろまたオークションにハマってますです。っつっても、買う方じゃなくて売る方。売るものは山ほどあるので。パチンコの方は、店を換えてみてもツキは相変わらず。もうどうでもよくなってきた。要は、ツキ云々というほど元々ツキを持ち合わせている人間ではないので。

映画「サイコ」や「羊たちの沈黙」のモデルとして有名なアメリカの殺人犯エド・ゲインのドキュメンタリー、「オリジナル・サイコ」を読んだが、退屈なことこの上ない。そもそもあれほどの大騒ぎになったり伝説になったりするような犯罪でも犯罪者でもないのだ。どちらかというと統合失調症(精神分裂症)で極度のマザコンの人間が起こした奇矯な行動の一端というだけである。なにも本を一冊書くほどの内容ではない。人間の皮で椅子や服を作ったり、頭蓋骨でスープを飲んだりということがショッキングなこととして取り沙汰されたのだが、同じようなことはナチスの女子(確か当時18歳)がやっているし、エド・ゲインはやらなかった屍姦やカニバリズムといったものは大昔からあった。中世の時代の残酷さの方が遥かに酷い。道沿いに延々と人間を串刺しにして並べたドラキュラのモデルとなった串刺し王など、枚挙に暇がない。中国や日本で行われていた道に首だけ出して埋めて通行人にのこぎりで一回ずつ首を切らせたりする刑とか、石川五右衛門の釜茹での刑なんてものの方がよっぽど異常だ。確か日露戦争のときに、引き上げる前に捕虜の両足をしならせた大木に結び付けて真っ二つに引き裂いたり、四肢を馬に引っ張らせて八つ裂きにしたり、というようなことが数十年前に行われていたのだ。人間の狂気というものは実にありふれていて、それでいてとてつもないものなのである。

Posted by Sukeza at December 8, 2004 12:24 AM
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