April 28, 2004

奇妙なことというのは、どこにでも転がっている。例えば、今日もいつもの喫茶店で昼飯を食べていた。すると、僕の傍らをムーンウォークで歩くおばちゃんが通り過ぎた。おばちゃんとマイケル・ジャクソンの違いはといえば、マイケル・ジャクソンは後ろに進むが、おばちゃんは前に進むということだ。そのおばちゃんの向こう側のテーブルで昼間からビールを飲んでいる爺さんは、ウェイトレスにメニューにないスープを作れとしつこく粘っていた。かように世の中は奇妙なことで満ちている。

まったく、昨日は僕の人生の中でもかなりの上位にランキングするほど最悪の気分だった。実際、あれから明け方近くまで寝付けなかった。まあしかし、人生というのも不思議なもので、それともある種の物理学的法則によって、一度底までたどり着いた気分というのは次第に元に戻っていくものだ。僕が心配するほど部下は子供ではなく、もしかして出社しないのではなどと心配した一人もなにごともなく出社してきて、午前中こそある種の重苦しい緊張感が漂っていたものの、そのうちくだらないことで笑ったりしているうちに、僕の気持ちも軽くなっていた。帰るころには、通常レベルまで復活した。ま、それでも一度限りのギャンブルを打ったままなのではあるが。人間とはミスをする動物だ。100%ミスをしないということはない。恐らく確率は250分の1といったところだろう。それで当たるようではよほど運が悪いとあきらめるしかない。人生なんてそんなもんだろ?

そんなわけで、通常モードに戻った僕は、帰宅したあとひとしきりノートパソコンでLinuxをあれこれいじってみた。すると、遅いのはデフォルトのブラウザであるMOZILLAであり、他は遜色ないことがわかった。ただし、アプリケーションの起動はおしなべて時間がかかる。一時のマック(最近のはよく知らないので)のような感じ。このところマイクロソフトの呪縛がどうも気になっているし、オープンソースの理念などを読むと、非常に共感を覚える。っていうか、マイクロソフトのやり方に反発を覚える。フリーで使えるOpenOffice(Windows版もある)などは、例えばPDFの書き出しとかもAdobeのAcrobatなしですべて無料でできるのである。FLASHも書き出せる(らしい)。ブラボー。Linuxももっとソフトが充実してくれればなあ。あと、アプリケーションのインストールがもう少し簡単になれば。

Posted by Sukeza at April 28, 2004 12:46 AM | TrackBack
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