March 12, 2004

久々に用賀の心療内科。待っている間にガルシア=マルケス「誘拐」を読み終わる。もうホントにコロンビアという国は無茶苦茶な国である。駅の書店でジェイムズ・エルロイ「わが母なる暗黒」を購入、例によって渋谷のジャズ喫茶に立ち寄る。いつものようにたらこスパゲティとトマトサラダとコーヒーを頼む。スパゲティを待っている間、不安定なフリージャズが空気を不穏にかき乱す。やがて音楽はもうちょっと安定したモダンジャズに変わり、スパゲティを食べながらこれはバターを使って炒めているな、などと思うのは昔料理に凝ったときの癖である。レジで勘定を払っていると、「なんでも鑑定団」の鑑定士そっくりなマスターが、「いつも同じものを頼みますね」と言う。いや、まったくその通りなのだ。僕は苦笑するしかなかった。

Posted by Sukeza at March 12, 2004 01:02 AM | TrackBack
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