病院日

11月13日、火曜日。

7時半にアラームで起きた。ちなみに昨夜は1時半ごろに寝たと思う。なので、最近の習いでいくと睡眠が2時間足りない。当然のように眠い。今日は母の県立病院の予約が8時半だが、最初が点滴だと分かっているので、大体9時までに着けばいいかという目安で起きた。ところが途中工事渋滞で結局病院に着いたのは9時を回っていた。しかし思っていたように9時半過ぎまで点滴で、造影剤を使う同意書を書くのも間に合った。それにしても予約が8時半というのは随分早いが、恐らく午前中に終わらせるためだろうとなんとなく思っていた。1時間点滴して、それからCTを撮って、その後診察して大体昼ぐらいではないかと。とにかく午前中はあまりにも眠くてもうぐらぐら。舟を漕ぎそうになる。予定通りCTは午前中に終わったものの、医者がその結果を踏まえて手術することも検討しているので、もし手術で静脈が回復した場合に心臓に極端に負担がかかる可能性があるから循環器内科で心臓の検査を受けてくれと。そんなわけで昼ごろから一階の内科に降りて診察の順番を待つがこれが新患扱いで待ち時間が長い。延々と待つ。ひたすら眠い。ようやく診察が回ってくると、驚いたことに5年前に最初に母のむくみを診てもらった医者だった。当時は内科の血液担当だったはず。それで、心臓のエコーを撮ろうということになり、一階奥で心臓のエコー検査。それが終わると一旦内科の分だけ会計をせよというのでまた待つ。眠い。ようやく会計を済ませてまた二階の心臓血管外科に。処置室で今度は左足の傷の手当て。もうこのころには3時を回っていた。昼食を摂る時間もないので空腹だし眠いし。しかし母は朝食すら摂っていないのだ。ついてきた看護師も同様に昼食を摂っていない。傷の手当てがなんとか終わって、ようやく特養に迎えに来てもらうように看護師が連絡。また小一時間待たなければならない。看護師は先に帰ってもいいですよと言うのだが、なんだかそれも申し訳ないので迎えが来るまで一階のロビーで付き合う。病院内のスタバでラテを買って、駐車場の車の中で煙草を一服しようかなと思っていたところ、それまで水を飲むのも嫌がっていた母が柔らかいパンを食べたいというので、二階の売店に行って買ってくる。二つ買って、ひとつは看護師の子にあげた。自分はラテを飲みながら煙草を一服できればいいやと思っていたのだが、そのタイミングすらなかった。案の定工事渋滞で迎えの車が来たのはもう4時になろうとするころだった。そんなわけで、午前中で終わるどころか、結局病院に7時間もいたことになる。その間吸った煙草は2本。昼食抜き。で、ひたすら眠い。帰り道には日が暮れてきた。なんのことはない、病院で一日が終わってしまった。次の予約は再来週の火曜日、9時半。うむむ。

帰宅すると5時近く、もう日は落ちていた。眠いのもそうだが昼食を食べていない。しかしあまりにも疲れ果てていてこれから夕飯の支度をする気にもなれず、またしても閉店間際の蕎麦屋に行って早めの夕食にする。

結局、終日寝不足なのに昼寝するタイミングすらなかった。相場のトレードをスキャルピングで少々やってみるが、あまりにも疲れていて続かない。疲れと眠気が澱のように全身に貼りついている。肩は凝り過ぎて五十肩の左肩が痛い。8時ごろまで台所で珈琲の生豆を煎って、それから何かをやる気力はもう残っておらず、書斎のソファに寝そべってタブレットでAbemaTVで麻雀を見る。最近何故か麻雀を「見る」というのが暇つぶしになってる。だが麻雀牌を握ったのはもう20年以上前だし、いまだに点数すら数えられない。

とまあそんなわけだから、先ほどからずっといつ寝るかということばかり考えている。これで早寝してしまうとまた早起きすることになり、そうすると不本意ながら朝型の生活になってしまうではないか。いやまあ、考えてみればこれから冬になると朝雪かきをしなければならなくなるからむしろそうした方がいいのかもしれないが。

何はともあれ疲れた。もう本当に、泥のように疲れた。しかし看護師は僕よりも早く、朝7時15分に特養を出て、しかも特養に戻ってもまだ仕事は終わらなかっただろう。つまりは普通に仕事をするということはそういうことでもあるのだ。考えてみれば昔は、スタジオに最長で21時間いたこともある。ああ俺はなんて堕落してしまったのだろう。

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