13日の土曜日

10月13日、土曜日。

両親と弟と四人で暮らす夢を見た。とすると、夢の中の自分はまだ十代なのだろう。たまにこういう夢を見るが、これはある種の精神的退行なのだろうか。逆に言えば、老化の象徴なのだろうか。

そんなわけで、何の予定もない土曜日、10時14分に起きた。多少の眠気。起きたものはしかたがないので、今日も業務へ。で、今日はツイているわけでも、ツイていないわけでもなかった。ごくごく普通だった。むしろいつもそうならいいのだが。途中頭痛がしてアドヴィルを飲む。で、不思議なことに昨日の相場の負け分ぐらいを勝った。その、なんで1パチなんかで相場の50ピップスの負けを取り戻せるのか(それも一日で)がよく分からない。一体どういうバランス構造になっているのか。多分にメンタルの要素なのだろうなと思う。つまり、業務の方がこの程度でいいと思う感覚が相場より高いところにある。そのメンタルは一日二日で身についたわけではなく、二十年ぐらいシケた店で一日中四苦八苦を続けた結果手に入れたもの。そういうものは意識しなくても身体に沁みついている。昨日今日でちょっと気になるのは、釘を見て判断したよりも回転率が1・2回転ぐらい足りないところで、この辺は昔みたいにシビアに見ていないなんちゃっての釘読みになっているので、精度が落ちているんだろう。もちろん、同じ釘でも毎日寸分違わぬ回転率にはならないが。それは永遠の課題である回りムラがあるから。この辺は昔京都のKenさんがいろいろと具体的な考察を重ねていたけれど、確かなのはムラがあるということだけで、温度とか湿度とか裏玉の重さとか、いろんな要素が複雑に絡み合ってそうなっているのだろう。つまり、どうにもならない。その辺はやってみなければ分からない。

4時ごろに帰宅。なんだか疲れたし何をやっていいものかさっぱり分からなくなったので帰宅後昼寝。

今日の母は相変わらず口数が少ないが、今日頭の体操で簡単な引き算をしてたくさん間違えてしまったと嘆いていた。それで、150円から90円引いたらいくら?という問題を出してみたら、しばらく考えて母は答えられなかった。何円という想定がよくなかったのかなと思ったが、今度は750円のものを買うのに1000円払ったらお釣りはいくらか、という問題の出し方にしてみたら、ちょっと時間はかかったが250円と答えた。いずれにしろ、母は日一日と衰え、いろんなことが覚束なくなっている。そういうことは僕のように毎日行っていると普通案外気づかないものだが、最近は毎日それを感じる。それを毎日受け入れていくのは結構辛い。そして自分もまた、日一日と衰えていくのだ。

夜は久しぶりにシンセのスイッチを入れてプリセットの音を確かめていたら、果てしなくあっていつまで経っても終わらないしとても覚えきれないということに気づいた。6年前に買ったシンセなのに。結局、なんとなく曲を書こうと思っていたのだが今日は全然できなかった。というか、思いつくものとやりたいものが一致しない。いつもの作り方をするといつものような曲になってしまう。その辺の発想をドラスティックに変えたいのだが、どうすればいんだろう?

カテゴリー: 未分類 パーマリンク