Mercredi

9月5日、水曜日。


今日は夜になってから涼しい。

昨日の日記の冒頭に書こうとして、というか実際に書いて消してしまったのだけれど、最悪の気分というのは最悪の一歩手前の時点での気分だと思ったのだが、一夜明けてみると実際そうだった。昨夜寝る前に歯を磨いていて遂に2本目の前歯の差し歯が取れ、生まれて初めて(たぶん)前歯が2本ないという現時点で考えられる最悪の事態になったのだが、実際抜けてしまった後は不思議なことにそれに慣れてしまうのである。喉元過ぎれれば熱さを忘れるということなのか。もちろん忘れることなどないのだけれど、少なくとも食事のときは歯がぐらぐらして違和感を感じていたときよりはむしろずっと食べやすい。なんていうか、失うということは失う寸前が一番辛いのだなと。

などと思うものの、今日も夜になって手が痺れてきたりと、さしたる理由もなく抑うつ状態になり、このところは本当にずっと調子が悪い。これを一言で体調が悪いと言ってしまうと本当に何もできなくなってしまう。ひとまず次の日曜日に精神科の予約が入っているのでそこで相談するしかない。ベンゾジアゼピン系の安定剤を飲むしかないのかな。飲もうと思えば薬は売るほど持っているのだが、頓服で安定剤を飲むということをやめてもう何年にもなるので、いまひとつ、調子が悪いから安定剤を飲むという発想にならないし実際にあまり飲みたくもない。というのも、飲んでどうなるということも経験上既に知っているから。それが気休めになるとも思えないし、ましてや治すものではないということを知っている。気が滅入るから大麻を吸うとか、眠いから覚醒剤を打つみたいな発想とさして変わりないし、効力はそれらに比べるとまったく覚束ない。ただぼうっとするだけ。昔うつ病が酷かったときは、医者にあまり酷いときはいっそのこと睡眠薬を飲んで寝てしまった方がいいと言われたけれど、それを実行したことはない。そんなことをしてとんでもない時間に寝てとんでもない時間に起きたならば、その後がもっと大変なのではないかという気がして。

とりあえず、明後日の金曜日に歯医者で差し歯をつけてもらえば、ひとまず目先のストレスは減るんじゃないかとは思うのだが。

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