背教者ユリアヌス

8月11日、土曜日。

辻邦生「背教者ユリアヌス」読了。

ユリアヌスが皇帝になるまでは抜群に面白かった。逆に皇帝になってからは前述のツイートにもあるように恐らく史実に基づいているのだろうが主人公があまり魅力的に思えなくなってくる。この辺は実在の人物なので仕方ないのだろう。しかし、当初まったくのフィクションだと思って読んでいたのだが、辻邦生がここまでエンターテインメントとしての小説のストーリーテリングができるとは予想外だった。まあ辻邦生を読むこと自体が何十年振りということだから、自分の記憶の方が怪しいのかもしれないが。

今日は6時キックオフの鹿島の試合以外は何の予定もなかったのだが、何故か朝9時24分起床。皮肉なことに今週で一番早起きした。それはいいのだが、早起き(当社比)すると煙草の本数が心配で、しょうがないので本数を調整するために業務に行った。なんか業務行くの久しぶりだなと思ったら、二週間ぶりだった。例によって冷房ががんがんに効いている。それはともかくとしてなんか釘が渋いと思ったら恐らくお盆釘になっているものと思われ。そんなわけだからハナから期待できないものを、ただ単に煙草の本数を減らすためと3時間ばかりも不ヅキに付き合って、なんか非常に馬鹿らしい気がするし何より痛いのは無駄銭を使わされたということ。こんなことなら煙草の本数を気にせずに午前中から曲の打ち込みをすればよかったと。

で、帰宅後に「Main Street」のピアノソロの打ち込み続き。なんだかんだいって、150年はかかると思ったピアノソロの打ち込みが二日で出来てしまった。もちろんなんちゃってであるが。ヤマザキのソロをコピーするのは難し過ぎて早々に諦めたので、正直インプロビゼーションとしてはたぶんこれじゃあテンション高くないんだろうなと思いながら妥協しまくって。

で、6時キックオフの名古屋対鹿島、名古屋に常に先行される展開で二度追いついて2-2まで行ったものの、終盤2失点を食らって結局鹿島は最下位相手に4-2の負け。無念。しかし今日のところはなんかあまり勝てそうにないっぽい感じがしていたので、あまり入れ込まないようにして見ていた。どうせ今季は優勝無理っぽいし。と、いささかすねたくもなる。それにしてもしかし、神戸のイニエスタのJ初ゴールは凄かった。

てなわけでサッカーというかJリーグには今日はいささか醒めた目。なので、夜はピアノソロ以降を前半からコピペして、試しにギターを弾いてみる。これが面倒なのが、これまではMTRでリアルタイムで先に弾いて、それをDAWソフトに移してやっていたのだが今回は順番が逆、こういうときはオーディオインターフェイスをかませて直接DAWソフト上で録音した方が都合がいいのだがそれもなんか慣れがなく、わざわざテンポを合わせてMTRでラフにエレピとベースを弾いて(これが結構大変だった)、それに合わせてギターを弾くという、いささか自分で考えてもあまり頭のよくない録音方法。この方法だとリズム隊とのニュアンスを合わせることができない。それはともかくとして、いざギターを弾いてみたらあまりにも弾けなくて驚いた。ソロどころかミュートのバッキングすら弾けない。一体なんたることかと思ったら、考えてみれば打ち込みを初めてからこの一週間あまり、ギターを弾いてなかったということに気づく。それにしてもあまりにも弾けないので、もしかしてテンポが速すぎるのかとYouTubeに上げた学生時代のライブ音源を聴くとそうでもない。ほとんど一緒だ。では昔あんなに楽々と弾いていたものがなんでこんなに弾けないのか。知らんよ。

ということで、まったくもって驚いたことに、ピアノソロやドラムソロよりもギターのレコーディングが一番時間がかかりそう。まずは弾けるようになるまで練習せねばならんし。これで百年ぐらいかかってしまうのか。

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