ハッピーエンド

4月1日、日曜日。

気がつくと4月。忘れないうちにとカレンダーをめくり、枯らしてしまった縁側のゼラニウムの鉢を片づけ、玄関の三和土を箒で掃除して、玄関と茶の間と縁側に掃除機をかけた。トイレも掃除した。

それはともかくとして、今日はディーラーにタイヤ交換を予約してあったのだが、4時にしたのは遅過ぎたかなと思っていたのだが、なんのことはない、11時ちょうどに起きても何故か眠くてたまらず朝食後に着替えもせずにまたベッドに潜り、13時40分まで気絶。なので、着替えたのがそもそも2時近かった。朝は悪夢を見たが、何も見ないよりはいい。警察が突如銃を乱射して人間狩りを始め、それから逃げるという夢だった。逃げる途中、どこかの城跡みたいなところでモモンガが2匹いるのを見つけ、これモモンガだよね?とスマホで写真を撮っていると、一匹が上に乗っかっているのははぎ取られた人間の顔だった。僕ら(大半が大学のサークルの連中だった)はビルの中に逃げ、大方はひとつの部屋に隠れたのだが、僕とキーボードのヤマザキは押し入れみたいなところに隠れた。こんなところに隠れてもいずれは見つかるなと思ったところで目が覚めた。

4月になって携帯を解約できる期間に突入したので、auの携帯を解約して格安SIMのスマホに替えようとディーラーの帰りにauに寄った。すると、窓口でやる必要はなく、電話でMNPの予約番号をもらい、次に移行した時点で自動的に解約になるということだった。というわけで帰宅後にauの問い合わせ窓口に電話してMNPの予約番号をもらい、アマゾンでSIMを注文。思っていたよりもずっと簡単だった。auをやめるとなると、今のところ指定通話無料にしているヤマザキとかHにタダで電話出来なくなるということなので、夕方ヤマザキに電話してみたがやっぱり出なかった。Hに電話する勇気もなかった。気がつくと、以前は電話せずにはいられない電話病だったのが、いつの間にか電話出来ない方の電話病になっていた。

Netflixの無料体験で見ていたドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」を最後まで見た。とにかくもどかしさで引っ張る坂元裕二脚本、「東京ラブストーリー」の例もあるので果たしてハッピーエンドになるのかどうかと思ってみていたが、最後に全員の帳尻が合ってハッピーエンド。

正直冒頭で主人公が見ず知らずの人に手紙を届けるためにトラックで北海道まで届けに行くという設定自体に無理があるし、何かと力業というか、そこはそれ、ドラマなわけだけれども、現実には皆の帳尻が合うはずもなく、従って片思いが横行するわけである。この話でもそもそも主人公のことを好きになる女性が3人いたわけだから、もうそこでバランスが取れていない。そう考えると、ハッピーエンドが訪れる確率は案外と少ないことになる。問題は果たして何がハッピーエンドだったのかということであって、つまりはすべてが回り道だったのだと気づくことなのかもしれない。ただ往々にして、回り道を辿っている間に人生が終わってしまう。要するに自分がハッピーエンドの前にいるのか後にいるのかということがよく分からない。後にいるのであればそれはラッキーなのだろうけども何故か残念な気がする。それはつまり、これ以上ハッピーエンドは訪れないということだから。

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