真午

2月6日、火曜日。

一体自分の場合は何時に起きるべきなのか? というか、そもそも毎日2時3時まで起きている理由はなんなのか? 特に深夜になってから相場のトレードをしているわけでもないのに。習慣と言ってしまえばそれまでだが、結局のところ、どれも朝起きられないことの口実にしか所詮なっていないように思える。

などという反省の弁から日記を始めなければならないのも、今朝というか正確にいえば今朝ではないが起きてみたら12時16分というとんでもない時間だったからだ。まさに文字通り昼だった。一体全体何が起きたのか、自分が何時間寝たのか、すぐには把握できなかった。単純に考えればノンストップで9時間寝たのか? そういえば夢の中で何かが表示(なんかのグラフのように)されるたびにこれはまだ寝ているべき、みたいなことを繰り返すという奇妙な夢を見ていた。寝ながら自分の寝坊を自己正当化するとは、いよいよもって人間失格である。

しかしながら起きてしまったものはしょうがないというか、どうにもならないわけで、朝食後の珈琲を飲んでいると1時になってしまうというのもこれまた致し方ないことなのである。外は雪が降っていた。幸いながら、玄関の鍵を開けて外を見ると雪かきをしなければならないほどには積もっていなかった。雪は次第に本降りになっていった。

午前中が消滅してしまった上に、チャートを見ると日経平均が1500円ぐらい下げてなんか大変なことになってるっぽい。まあいずれにせよ、それなりに毎朝行っている順番通りに物事を進めるしかない。着替えて、玄関の鍵を開けて、トイレに行って、仏壇に線香をあげてお願いをする。この、仏壇にお願いをするというのは、本来は供養をするものであってお願いするものではないような気がちょっとしないでもないが、何しろずうっと毎日毎朝お願いを続けているので、僕の中では仏壇はお願いをするものとなっている。

ともあれ、一通りのことを終えて1時過ぎから書斎のPCに向かってトレード開始。昨日も夕方までできなかったので、なんだか久しぶりな感じがしないでもない。とまれ、一応3時ごろまで自分なりには一生懸命やったつもり。それから遅い昼食を摂り、特養に電話を入れて4時に静養室で母と面会できるようにしてもらった。そんなわけで四日ぶりに母と面会したのだが、なんだか最近は面会中止になっているせいでこれだけの間隔が開くことに関してもそれほど不思議に思えなくなっている。そもそも自分が風邪でぶっ倒れて以来だから、毎日面会に行けなくなってからもうかれこれ二週間ばかり経つ。静養室のソファで母と並んで座って話をするのは、なんかちょっと不思議な気がする。つまり、いかにも「面会」をしている感じがするのである。

雪は収まっていたが、母のところにいた小一時間ばかりの間に駐車場に停めた車のフロントガラスはがちがちに凍っていた。前がよく見えない上に道もまた雪が固まってガタガタである。帰宅すると5時ごろ、しかしながら何しろ昼食を食べたのが3時過ぎなので、また相場のトレードに戻る。ポジションを作ったものの買い下がる格好になり、結局7時半近くになってようやくプラスに転じたところで即逃げる形に。結局今日のトレードはここまで。理由は定かではないが、夕食後はトレードをするモチベーションが失せていた。たぶん、日中のトレードで一応一日の最低目標額ぐらいまで行っていたせいだと思う。そういう意味ではいささか消極的ではあるのだが。

夜はアマゾンのプライムビデオで「下町ロケット」(WOWOW制作の三上博史主演の方)を2話まで見る。昨日まで出演者全員が迫真の演技の「JIN -仁ー」を見ていたので、三上博史のどうにも学芸会レベルの台詞回しや演技が気になる。それに、池井戸潤原作のドラマはどれもこれも全部同じパターンで、類型的なキャラクターが類型的な悪役に類型的に謀られて類型的な窮地に陥るという、どうにもこうにも、何をどうやっても臭い話になってしまうという宿命を抱いている。しかし、たぶんそれで人気があるんだと思う。人間は多分に類型的な話が好きなものだ。

恐ろしいもので、気がつくと今日起きたのが昼過ぎということを感覚的にはもう忘れてしまっている。で、もう寝ようかなみたいな気分になってる。いやまったく、いつの間にこんな自堕落になってしまったものやら。正直言ってどこをどう改善したらいいのかよく分からなくなってしまっているが、ひとまず最悪のケースを考えて朝はアラームをセットする習慣にでもするしかないか。

明日は4時に精神科の予約。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク