埋没

1月25日、木曜日。

一体全体、雪はいつになったら降りやむのだろう? このまま永遠に降り続けて、僕らをすべて雪に埋もれさせるのではないか、とすら思えてくる。

朝起きたら雪かきであること、それも除雪車が入っているだろうことも想定済みだった。しかし、窓の外を一瞥して想定外に積もっているように見えたので驚いた。それに、なんだか尋常ならざるくらいに寒い。座敷でいつものように仏壇に線香を上げて拝んでいると手がかじかんでくる。こんなことは今までなかった。それでもスマホの表示する気温は昨日よりも高いマイナス4度。まあこれを高いと言えればの話だが。

雪かきをして凍傷になりそうになったのは初めて。これでもやはりマイナス4度なのだろうか。ともあれこれですっかり体力を使い果たし、車庫前は半分も出来ておらずこのままでは車を出せないのだがやむなし。ところで、風邪の方は一応昨夜で治ったことにして今日から薬は飲んでいない。たまに咳が出たりハナをかんだりはするものの、一応フェイズとしては治ったと思われる。それにしても雪かきをしたといっても間断なく雪は降り続き、一向にやむ気配はない。なので、どっちにしろ午後にもう一度雪かきをしなければならない。

昼過ぎから相場のトレードをちまちまとやるものの、外を見るとまるで神様が躍起になっているかのような雪の降り方である。2時半近くなり、納戸で軍手を発見したので二度目の雪かき。朝雪かきしたところにもう積もっている。一応今回は車庫前重点にやってなんとか車を出せなくもない、という程度までやって体力が尽きた。なんのことはない、15分ともたなかった。とにかく肝心の体力がもう売り切れているしやってもやっても次から次へと降ってきて積もるので一旦諦める。

3時ごろに少々昼寝も、相場のチャートのアラートで起こされ、それ以来眠れなくなって起きた。4時過ぎ、もう日は翳っている。玄関を開けるとやっぱり今日の二回の雪かきはなんだったんだという具合に雪が積もっているが、今日のところはもう暗くなるし諦める。一体全体、これがどこまで降り続いてどこまで積もるのか分からないけれども。

夕食後の7時過ぎに闇雲に眠気が襲ってきた。とにかくもう寝てしまいたいという狂おしい欲求が。最初それは16畳くらいある台所が暖房をつけても一向に暖まらないせいかと思っていた。後から考えてみるとどうやら合計40分の雪かきの疲れかららしかった。珈琲を飲んだりしながらひたすら寝てしまいたい、寝てしまいたいという内なる声に耐える。BSでフットサルの試合とか見ていたのだがどうでもよくなる。相場は9時45分にECBの公定歩合発表があるのでそれまではちょっと手を出せない。あんまり台所が暖まらないので書斎に移動。すると、何故か書斎は暖房が効き過ぎて頭がぼうっとしてくる。書斎は13畳くらい(?)で台所とそれほど変わらないが密閉性の違いなのだろうか、やたらと暖房が効く。というか、22度ぐらいで頭がぼうっとするというのは。

玄関の鍵を閉めるついでにちょっと開けて外を見ると吹雪いていた。なんだかもういろんなことがどうでもよくなる。仙台の弟が心配して電話をかけてきたが、弟に雪を止める力はない。もう風呂に入って寝てしまおうと風呂に入っている間に、ユーロドルは100ピップス以上噴き上げていて風呂上がりに驚く。いくら上がってもポジションを持っていなければどうしようもない。なんでこう、全力でロング(買い)しているときにこういう爆上げが来ないのだろうか。

もうホントにうんざりしている。明日の朝除雪車が入って大量の雪塊を置いていくのはもはや決定事項、雪をかいても自分の背丈ぐらいに放り上げなければならないのも。それにしても、真面目な話、この雪はいつまで降り続くのだろうか。明後日ぐらいまで降り続くとホントに洒落にならない世界になると思うのだが。

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