奇遇

1月14日、日曜日。

という具合に起きたのもぱっとしなかったが、なんとなくここ数日の厳しい寒さがちょっと緩んで、最後まで凍結していたトイレの小便器も直り、なんとなくゆるゆるのまま一日が過ぎた。結局今日も業務に行って中途半端な撃沈、なんだかんだ今年になって勝ったのは元日だけなんじゃないかという気がしてきた。

特に何もすることが思いつかないので母のところには早めに4時半ごろに行ってみた。母は今日書道をしたということ。何よりそれをちゃんと覚えていた。寒さが緩んだとか言っても、帰りはやはり車のフロントガラスが凍り、タオルで拭いた瞬間に凍る。これでは前が見えないので、本来なら車が暖まるのを待ってエアコンで融けるのを待つべきなんだろうけど、そのよく前が見えないまま帰る。いや実際怖い。見えないんだから。

夕飯はハンバーグを焼いて食べる。といっても冷凍のハンバーグで相場の会社のキャンペーンでもらったものなのだが、これが意外と美味い。夕食後、3話まで見て忘れていたアマゾンのオリジナルドラマ、「チェイス」を思い出し、見てみると5話までアップされていたので見た。もうまったく清水潔「殺人犯はそこにいる」のパクリなんだけれども、ドラマとしてはそれなりに面白い。ただ本田翼の大袈裟な演技が水を差しまくる。たぶんわざとそういう演出をしているものと思われ。その後もアマゾンのプライムビデオでWOWOW制作のドラマ「震える牛」を見始める。で、久しぶりに見た三上博史があまりにも大根役者なのに驚く。なんつーか、台詞回しがドラマとか映画のそれじゃない。

という感じで、なんだかゆるいまま一日が終わろうとしていた。

と、ふとツイッターのタイムラインを見ると見覚えのあるものが。なんと先日寺へ年始に行ってもらってきたのとまったく同じものがアップされてる。まさかと思って写真を見ると、うちと同じ寺だった。びっくり。というわけで、フォロワーの一人の女性がうちと同じ寺だということが判明、住んでいるのは山形市内ということだったのでこれには本当に驚いた。で、やりとりしているうちに独身の女性ということが。うーむ、一瞬お互いが死んで墓に入ってからも凄い近くにいることになるってなんかロマンチックだなあなどと思ってしまったが、それは彼女が結婚しなければという前提の話だった。しかしなんだろうな、なんとなくある種の出会いがあった感。毎朝仏壇の父にお願いしてはいたものの、こんな生活をしていて出会いなんかあるわけないなと思っていただけに……とはいうものの、僕があと10歳若ければという話なんだろうとは思う。それにしてもまさに奇遇だった。

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