お望みの結末と善悪の彼岸

10月29日、日曜日。

まだ11月になっていなくて少々早いのだけれど、コタツを作った。というのも、本日のメインイベントである札幌対鹿島の試合がNHKの地上波で中継があるため茶の間の大画面テレビで見るのだが寒くてどっちにしろ暖房がないとやってられないからである。4時のキックオフ直前までDAZNの中継で見ていて、さあキックオフという時間にコタツに入ってテレビをつけた。するとなんということか、鹿島の試合じゃなくて始まったのはモンテディオ山形の試合だった。あろうことか、NHKの山形ローカル局は全国放送と違う番組を組んだのだ。というわけで結局コタツではなく書斎のPCでDAZNのネット中継で試合を見た。

台風の影響で日本全国が大雨で田んぼみたいなピッチでJリーグの各試合が行われた中、札幌ドームは屋根が閉まっていて、満員の観客とあいまって良好なコンディションでキックオフ。残留が目標の札幌が相手とはいえ、一応ホームでは強い相手である。そんなわけだから鹿島はなかなか崩しきれず前半は0-0、しかしながらこのところ連敗しているとはいえ鹿島の試合内容は悪くなく、この試合でも力量の差は明らかで要するに失点しないことだけが重要に思えるのだが、2位の川崎と勝ち点差が2しかないことを鑑みるとここは是が非でも勝ち点3が欲しいところ。すると後半が始まってゴール前で金崎が例の如くぐじぐじに粘って保持していたボールを三竿健斗が蹴り込み鹿島先制。三竿はこれがプロ初ゴール。先制さえすればもう安心、と思っていたのだが、後半交代で入った札幌の兵藤のファーストタッチがなんと同点ゴールに。これで試合は1-1の降り出しに戻る。本来なら同時刻キックオフである柏対川崎Fの試合は雨でキックオフが33分遅れている。前述のように勝ち点1では駄目、ここは何がなんでも勝ち点3が欲しい。と思っていると、金崎夢生が角度のないところからゴール、これで1-2と勝ち越した。実況によると先制したときの鹿島の勝率は94%だそうだが、それよりも金崎がゴールした試合の勝率は100%なのだった。つまりこれは必勝パターン。そんなわけで1-2のまま試合終了、見事に勝ち点3を獲得、これで鹿島の勝ち点は67に。

問題は2位の川崎Fだが、途中経過では柏に2-0とリードされていた。しかしながら川崎は先日5分間で3点入れて2点差を逆転したので全然安心出来ない。DAZNの中継を柏対川崎に切り替えると、雨で水が溜まってとんでもないピッチ状態、ボールを蹴っても止まる。なんていうか、選手にとっては気の毒というしかない。で、川崎は既に1点返して2-1となり、ああこれは追いついちゃうパターンだなと思ったら案の定小林悠のヘッドで2-2の同点に追いついた。だがしかし本日はここまで。2-2のドローで試合終了。これで川崎の勝ち点は63となり鹿島との勝ち点差は4に広がった。これはでかい。残り3試合で勝ち点差が2と4では雲泥の差だ。とはいうものの、負けられないというか勝ち続けなければならないことは変わらない。次は浦和という厄介な相手だが、ここまで来たらもうとにかく勝ち続けるだけ。お願いします。

というわけでメインイベントは無事成功裏に終わった。ちなみに今日は9時42分起床。昨夜寝たのは3時過ぎ。下剤9滴。で、終日雨。今日も暇つぶしに業務。どうやら先週ほぼ全勝のツケが回ってきたらしく今週は不ヅキ。65%が続かない。I泉さんと電話で、65%超えると飛躍的に当たり数増えるよね、負ける気がしないよね、と話していたのが懐かしい。もうあれは7・8年前になるのか。随分遠くまで来たものだ。

夜、TVerでドラマ「陸王」を見てやっぱり涙ぐむ。もう先の展開が見え見えなのだが、なんでこうまんまと面白がってしまうのだろう。池井戸潤の思うつぼではないか。ある意味予定調和と言えないこともないが、落として欲しいところに落とされると人間は気持ちがいいのか。水戸黄門的に。それにしても池井戸原作のドラマはどうしてこう、善玉と悪玉がこれでもかっていうぐらいにはっきりと分かれているのか。で、悪玉は徹頭徹尾どいつもこいつも嫌な奴なのか。これではまるで世の中には善と悪の2種類の人間しか存在しないみたいだ。向田邦子の「あ・うん」みたいに善人しか出て来なくても話は成立するのに。エルモア・レナードの小説に悪い奴は掃いて捨てるほど出てくるが、悪い奴ほど魅力があり心底嫌な奴というのは登場しない。その辺と比べると池井戸潤の話の悪玉はあまりにも極端に嫌な奴になっている気がする。ドラマの演出によるオーバーアクトのせいも多分にあるだろうけど。

台風は熱帯性低気圧に変わったそうだが、この時間でも外からは風雨の音が聞こえてくる。いかにも台風っぽい奴が。

そんなわけで続く。下剤がそろそろピンチ。

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