泳ぐ

昨夜の酷い抑うつ状態のせいで、今朝も朝から調子が悪い。おまけにかなりダルい。しかし、今日医者に行って薬をもらわないと、来週入院してから困る。なので、朝から頓服を飲んで医者へ。癌になっちまったんだけど、と告げ、それをダシに抗うつ剤を減らしたいと言った。時間はかかってもいいから、頓服と睡眠薬だけにしたい、と言った。なんでかっていうと、抗うつ剤を飲んでいるといつまで経ってもうつが治らないからである。説明は省略。そんなわけで、トレドミンとラミクタールをそれぞれ半分に。薬局で薬を受け取り、ふらふらと帰りながら、朝から心身共に調子悪いなあ、どうしようかなあ、と考えるが、結局、行ってみて考えようと、玄関先に薬を置き、業務へと向かった。正確に言えば向かったのはドトールだった。抹茶ラテを飲みながらどうしようかなあと未だに悩んでいた。悩んでいるわりには頭は働いていなかった。そんなわけで自動的に電車の時間になると改札を通り、電車に乗る。で、2時過ぎに業務を終えて、帰途に就くが、地元に着いてからそういえば昨夜は具合悪過ぎてパンしか食べてないな、ここは無理してでもまともなものを食べなければ、と思い、駅前のなか卯で、和風牛丼のミニ、というまともなものを食べた。で、店を出ると外は豪雨だった。こういう環境が劇的に変化するとき、人間というものはあまり悩まない。少なくとも僕は。さすがにスーパーで買い物をすることは断念したが、とにかく帰るしかないので土砂降りの中を歩き始めた。5分も歩くと、もはや溺死してもおかしくない状態になった。ひっきりなしに雨水が垂れてくるので目を開けていられない。一体自分は何をしているのだろう、と思う。そして、去年は3.11を初めとしていろいろ酷いことがあったが、こと僕という個人に関しては、今年ほど酷いことが重なっている年はない。まだ3月だが。などと考えながら思考停止するという矛盾した状態で、ただ本能の赴くまま歩き、帰宅した。溺死体と化した僕は玄関先でありとあらゆるものを脱ぎ捨て、シャワーを浴びた。しかし、もはやずぶ濡れである頭にシャワーを浴びて、これはただ温度が違うだけで同じことをしているのではないだろうか、などという疑問がちょっと浮かぶ。そんなことで世界を泳いできた僕はすっかり憔悴しきっていた。無理もない。着替えてソファに横になり、まだ抑うつ状態が残っているので頓服を飲んで夢でも見ることにした。お陰様で夢を見ることはできたが、携帯が鳴って途中で起こされた。しかし、また夢の続きに戻った。目が覚めると真っ暗、時計を見ると6時を回っていた。空腹を覚える。しかし、ようやく抑うつ状態は抜けたようだった。外に出ると雨は嘘のように止んでいた。止むんだったら最初から降らなければいいのに、などという小学生のようなことは思わない。とにかく近所の洋食屋に行き、ハンバーグ定食を食べた。その後、ここ2・3日ギターを弾いていなかったので、ギターの練習をしたら唖然とするほど下手になっていた。そこで意気消沈してしまうとますます下手になってしまうので、我慢してしばらく弾いていたらゲシュタルト崩壊。

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