ダウンジャケット

11月24日、木曜日。

今日の日記は書くのが難しい。取り立てて書くことがない。強いて挙げるとすれば寒かったこと、それで今日からダウンジャケットを羽織るようになったことぐらい。東京は雪が降ったらしいが、山形のうちの辺りは降らなかった。しかし家の中にいても一歩廊下に出ると寒かった。ダウンベストは大分前から着ていたのだが、ダウンジャケットとなるといつのタイミングで着始めるべきなのか、今ひとつよく分からなかった。考えてみれば都心に住んでいたころはセーター→ダウンジャケットという順番で冬に向かって厚着になっていくのだったが、なんだか気がつくと今年はセーターを着るタイミングを見失っていてまだ着ていない。なんていうか、人より寒がりなのだけれどかといって人より厚着をするのがどこか恥ずかしいというような気持ちがあって。薄着の人に対するコンプレックスみたいな。

朝は9時半起床。眠かった。印象的な夢を見たのだがすっかり忘れてしまった。たまにいつまでも覚えている夢があるけれど、ほとんどの夢は夕方までにはすっかり忘れてしまう。妙に記憶に残っているのは、「24800円です」という夢の中の店の女の台詞だったりする。できれば恋する夢は覚えていたいのだけれど。

本日は昼から3時間ばかり業務。馬鹿ヅキ。その後夜まで相場。夕方ストップを食らって苦労する。夜までかかってストップ分を取り戻しただけ。日中の利益が1000円減った。しょぼい。相場のストレスで煙草が増える。

ところで、寝床でしか読まなかったので読み終えるのに1カ月以上かかったコーマック・マッカーシーの「ブラッド・メリディアン」、読んでいるときはあんなに読みにくい文体だったし特にカタルシスが得られるラストでもなかったのに、なんだかロストというか癖になる。またコーマック・マッカーシーを読みたいという気持ちがある。なんでだろう。明らかに悪文だと思うのだけれど。あの一貫した非情さがいいのかな。

昨日図書館から借りてきたのはフェルディナント・フォン・シーラッハ「カールの降誕祭」とピエール・ルメートル「天国でまた会おう」。シーラッハは短編が3つだけの薄っぺらい本でまるで絵本、昨夜寝床で2編を読んだのであっという間に読み終わる。ハードカバーといえこれで1500円はさすがに高い。買わなくてよかったというか図書館にあってよかったというか。

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