慚愧

10月19日、水曜日。

朝起きたら10時半過ぎ。ずっと早起きしていた先週とは打って変わって、今週は一日ごとに起きる時間が遅くなってる。朝食を食べ終わって珈琲を飲んでいるころには11時を過ぎ、物凄い中途半端感。ひとまず相場のチャートを見て指値を置く。結果的にはこの、指値を置いたのが今日の失敗だった。今日は指値せずに対処すべき日だった。だがそんなことはこの時点では分かるはずもなく。しかし、今朝食後に予想して書いたポストイットを見ると、(レンジ注意)と自分で書いている……うむむ。

ともかく、起きた時間があまりにも中途半端だったので、指値だけして業務に行こうかと随分悩む。悩んでいる間に昼を過ぎ、相場は全然動く気配がない。いつまで経っても動かない。昼食用の菓子パンを2個食べると眠くなってきた。相場も動かないし、ひとまず寝ようとベッドに入るといつの間にか寝ていた。で、指値が成立する音で目が覚めた。見ると、ドル円が下落して指値がついていた。とにかく洗面所に行って顔を洗ってトイレに入っていると、二つ目の指値が成立する音が聞こえた。立て続けである。この二つ目の指値はトレンドラインの下で、置こうかどうしようか迷ったもの。いずれにしても立て続けに指値が成立しているということは、ドル円が急落しているということ。トレンドラインを割った時点で買い目線を売りに転換すべきだったのだが、割ったところに自分で指値を置いていたものだから視点の転換が利かなくなって自分の首を絞めることになった。

で、ずうっとこの2つのポジションを固唾を飲んで見ていたのだが、じりじりと下がる。ストップをいつもより少し浅めにかけているので、もうストップがつくことを半ば覚悟する。しかし、なんていうか感情的にはなんとか方向転換してくれないかな的な気持ちだけで見ている。損切りする踏ん切りもつかず、後はラッキーで戻ることを祈るばかりと思って母のところに面会に行く。今日の母は凄く口数が少なかった。しょうがないのでベッドの脇でテレビのニュースを見る。ニュースの最後にドル円の相場が流れるのでそれをじっと待つ。で、テロップが出た途端にストップがついたことに気づく。

今日はこのストップを食らったことで意気消沈した気持ちをなかなか収めることが出来なかった。そこまで大きな負けではないのだけれど、物凄く痛恨というか、慚愧の念があった。それはなかなか頭というか心から抜けなかった。なんとか気持ちを立て直してニューヨーク時間に取り戻すまでは行かないまでもいくらかは挽回せねば、と思っていたのだが、9時半の指標がものの見事に強弱入り乱れてどっちにも判断がつかない代物になり、要するに今日の流れはよく分からなかった。日経平均の先物から行っても、どうして今日のドル円が乖離してずるずると下がったのかよく分からなかった。ユーロドルも落ちているからドル売りというわけでもなく、どうやら円買いっぽい。とはいうものの、結局よく分からなかった。

本日のところは昨日一昨日と同じく、ユーロドルの戻り売りだけに徹すればよかった。ところが、予想外にドル円の指値がついてしまったことですっかりリズムが狂ってしまった。今にして思えば、今日はたぶん様子見の日だった。

なんていうか、やっぱり人生は後の祭りの連続だなあと改めて思う。勉強にはなったけれど。

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