壊れるものと直るもの

9月27日、火曜日。

一体どういう加減かよく分からないのだけれども、7時台に何度か目を覚まして結局8時20分に起きた。昨夜早く寝たというわけではないのだが、あまり何度も目が覚めるので起きてしまった。

で、朝食後東京市場の寄り付きから相場のトレードを始めたものの、いきなり持ち上げられて損切り、これで動揺したのかなんなのか、気がつくと午前中だけででかいストップを食らって大敗を喫してしまった。昨日から小さくしていたストップの値を大きくしたのが間違い。これで呆然自失、まるで抜け殻のようになってしまった。あまりにも失望が大きくてまさに愕然、もう寝る寝る寝るということだけが頭に浮かび、ベッドで横になる。が、あまり眠れた感じはしなかった。そんなことをしている間に1時になって腹が空いたので昼食、しかし依然僕は抜け殻のままだった。もうホントに、すっかり壊れてしまった。またもや寝よう(これしか頭に浮かばない)とベッドに潜り込むが今度は何故か眠くない。しかしながら起きていたくないし相場のチャートを見たくない。横になってて眠れないのも辛いなあと、ふと母のことを思い出す。しょうがないので安定剤を一錠飲むと、ほんの少しばかりうとうとしたようだ。

それですっきりしたというわけではまったくないのだけれど、3時過ぎからまた相場のトレードに戻る。それでなくても昨日今日と大敗しているのでもはや尻に火がついている。ちょっとこれ以上はやられるわけにはいかない、というところまで追いつめられた。その後も母のところに行ったり、録画しておいた先日のAFC U-16選手権の準々決勝を見たりという中断を挟んで夜中までポジションを取りまくってじたばたしたのだが、それだけすんごい回数トレードしたにもかかわらず、結果を見ると午前中食らったデカいストップの時点から1000円しか違わなかった。激しく脱力するところだが、本日のところは前半にあまりにも脱力して一度すっかり抜け殻になったのであまり心は動かない。それよりも夜になってからたぶん肋間神経痛だと思うが左胸がときおりちくちく痛んで気になってしょうがない。いずれにしても、ホントに追い詰められた。これだけ追い詰められるのは相場を始めた最初のころ、3割以上溶かしてしまって以来だ。今日にしても、後で振り返ればいくらでも挽回するチャンスはあった。しかしながら、午前中にしこたま食らったマイナスですっかり動揺してしまって、大勢を見ることが出来なかった。正直、いささか自分に呆れ果てている。

それはともかく。

不思議なことに、昨日壊れて電気屋まで呼んだ奥のトイレのウォシュレットが直った。じゃあ一体昨日壊れたのはなんだったのか、ということになるが、そこはそれ、直って普通に使えるのであればそれでいい。もう蓋は外さないことにしよう。

おまけに加湿センサーがいかれて四六時中ピーピーピーというアラートが鳴るようになっていた空気清浄機が今日はつけっ放しにしていても一度もアラートが鳴らない。直ったのか。はて。

で、前述のように夜、録画したU-16選手権の準々決勝を見ていて、途中一時停止してコーヒーを淹れて茶の間に戻ろうとしたら、廊下にゲジゲジがいた。びっくりして殺してしまったのだけれど、ググってみると正式にはゲジというこの虫、見た目は気色悪いがゴキブリを捕食する益虫なのだという。ああ、それは申し訳ないことをした、と思うものの後の祭り。なんだろうね、人生ってのは実に後の祭りということが多過ぎるような気がする。

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