ダルさ、小太郎の左腕

2時ごろ帰宅。その帰路の段階で気分が悪くてふらふら。痺れもきつい。ひとまず軽い昼食を摂ってソファに横になって本を読んでいたが、指は痛くなってくるし、ダルくて読んでいられなくなり、昼寝。何故かヴァラエティ番組を見て笑う夢などを見る。目が覚めると2時間経過、しかし身体のダルさも頭の中のダルさもまったく取れない。最初は寝過ぎたせいかとも思ったが。これまた軽い夕飯を取り、またソファで本を読み始めたが、とにかくダルさが半端ない。異常なまでにダルい。とても何かを出来る状態にない。昼寝の前に頓服のレキソタンを飲んではいたが、今度はセパゾンを飲んでみる。いずれにせよ、その後どうやって時間が経過したのか定かでない。ずっと横になっているとホントに死にそうになるので、洗濯をしたり、コーヒーの生豆を炒ったりはしてたが。そのうちなんとか椅子に座っていられるぐらいにはなったが、全身に力が入らず、とてもギターなんぞを弾ける状態ではない。が、ある時点であることをしたらようやっとダルさが取れた。「あること」に関しては公衆衛生上記述を控える。で、スーパーに買い物に行って多少の食物を購入、帰宅してギターを弾いてたりしたのだが、まただんだん元のダルさが戻ってきた。11時を回ったころにはもう半死半生。ほぼ人間として機能しなくなった。あんまり辛いのでI泉さんに電話してみたが留守電、ヤマザキも留守電、ヨウタロウなら出るかな、とも考えたが饒舌なヨウタロウの話についていける状態ではない。結局のところ、状態が悪いときに電話出来るのは母親かI泉さんしかいないのだが、母親は明日近所の葬式があるため早寝。どうにもならないのでソファで死にながら携帯で自分をムービーに撮ってみる。再生してみる。ただ瞬きをしているだけの自分が映っている。意味ない。無意味だ。これはとにかく今日はダメだ、と見切りをつけてシャワーを浴び、これを書いている。さっき歯を磨いている最中に鏡を見たら顔色が悪かった。こうなるともうただの具合の悪い人である。

それはともかく、和田竜「小太郎の左腕」読了。この人の本を読むのが早いのはページ辺りの文字数が少ないから。枚数の実質半分ぐらいしか文字数がないのでは、と思えるくらい。で、肝心の中身はというと……まあエンターテインメント小説だから、と言ってしまえばそれまでだが、今回はちょっと荒唐無稽というかまるで漫画のノベライズのようだった。硬質な文体や難解な熟語でリアリティを持たせようとしているのだが、結局これって漫画じゃん、という印象は否めない。時代考証のための史実を持ち出しての言い訳も多過ぎる。どうでもいいけど、ルビが振ってあっても意味が分からない難解な熟語、ルビが振ってなくて読めない漢字、他の作家でもあることだがどうかと思う。特に後者に関しては出版社、編集者の問題。読者を選ぶ小説なんていうのはただの傲慢に過ぎない。創作物というものは伝わらなければ意味がない。それが肯定であれ否定であれ。こういうごくごく常識的なところを疎かにしている出版社が実に多い。

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