5月28日、土曜日。

確かに昨夜寝たのは3時で遅かった。がしかし、朝起きてみると11時過ぎ、これではもう朝とは言えない。寝過ぎで頭痛がした。

そんなわけだから朝食を終えるともう昼である。何をするでもなく、なんとなく表に出てみる。そういえば近所の老婆が毎年ザクロの実を取ってくれというのはいつごろだったろうかと、隣の空き地越しに我が家の庭を眺めると、何やら鬱蒼と木が茂って塀からわさわさとはみ出している。隣が空き地だからいいようなものの、そうじゃなければ苦情が来るところだ。これは切らなければと、刈込ばさみを手に草木が鬱蒼と茂るジャングルのような庭に分け入る。

わさわさと生えていたのは、例の庭中に生えてほとほと困っている幹が竹のような雑草というか灌木であった。とにかくやたらと生えるしやたらと伸びる。ちょうどザクロの木が生えている塀際はその灌木があまりにも伸びてザクロの木をほとんど隠す勢いだ。一本ずつ切っては塀の向こうの空き地に放り投げる。なんていうか、そもそも隣に迷惑をかけそうだからと切り始めたにもかかわらず、その切ったものを隣に投げ込むというのはなんだか矛盾しているような気がしないでもない。しかしながら繰り返すが隣はもう何年も空き地のままなのだった。

切り取って放り投げた灌木の量は結構な量だった。一通り切り倒すと、空き地に入って塀際に積み重なったものを少しでも目立たないようにと踏んづける。

で、この一連の(藪の中の)庭仕事で二の腕が傷だらけになった。

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まるで漫画のよう。さながら刻印である。夜風呂に入ったら傷が沁みて痛くて腕を湯船の外に出さざるを得なかった。

その後、庭があまりにも雑草が伸び放題で荒れ果てた感じがするので今度は本当の草むしりをやった。しかしながらすぐへばる。

昼近くに起きるとこんなことをしている間にもう夕刻が近づいてくる。相変わらず寝過ぎの頭痛がする。それに庭仕事ですっかり疲れた。ここはひとつ、迎え酒的に昼寝をしてみるのはどうだろうと、ソファで寝てみる。結局1時間半ばかり寝てしまったのだが、この迎え睡眠は効果があったかというと、寝る前とまったく変わらなかった。頭痛の残滓は残る。

そうこうしている夕刻、昨日ガレージで発見した縄跳びの縄で今度はサンダルではなくちゃんとスニーカーを履いて縄跳びをしてみることにした。向かいの寺の境内で数年振りの縄跳びを試みる。と、全然上手く出来ない。あまりにも出来ないので唖然とした。最初は10回も続かない。何度か試みて、結局今日のところは32回が最高だった。実際に縄跳びをやったのは10分にも満たないと思うが、とにかく今にも死にそうなくらい息が上がるし口の中が異様に乾いてからからになる。バテバテ。考えてみれば煙草を吸うようになってすぐに息が上がるようになり、まだ30そこそこぐらいのときに後楽園のプールに行ったら25m泳いだだけで息が上がったのだった。あれからもう四半世紀、縄跳びで一瞬のうちに息が上がるのも無理はない。昨日触り程度に跳んだら腰が痛くなったので今日はどうかと思ったら、思いの外腰には来ていない。少なくとも今のところ。いずれにせよ全身運動になるし、ちょっとでもいいから毎日続けようかなと思う、縄跳び。

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