またしても冷える

4月25日、月曜日。

何やらしょうもない夢を見て9時前に起きる。が、今日のところはもう少し寝ていた方がよかったようだ。というのも、相場のチャートを開いた途端に衝動的に寄り付き前にポジションを取ってしまい、これが恐らく本日最大の失敗だった。基本的に夕方まで一歩も外に出ず相場も、午前中に2回、午後に1回と計3回もストップを食らってしまってはどうしようもない。理由はよく分からないけれど、先週の金曜のようにポジションを余計に取ってはストップということを繰り返してしまった。いまひとつ経験から学べていない。結局夜までちまちまと半分ぐらいは取り戻したのだけれど、前半があまりにもお粗末だった。

日が落ちてから母のところに行くが、今日の母は口数が少なく表情も乏しく、ただじっと天井を見つめていた。

母のところから帰宅後にレトルトのカレーで夕飯を食べたのだが、どういうわけか夕食後に寒くて仕方なくなった。日中からそれほど暑いというわけでもなく、かといって寒いという気温でもなく、どちらかというと家の中よりも外の方が暖かそうではあった。それにしても台所の室温を見ると20度以上もあるのに寒くて仕方がないのだった。どうやらまた身体が冷えている。要因がよく分からない。生野菜を食べたからだろうか? でもそんなことをいったらこれまで毎日のように食べていたんだけど……。珈琲を飲むと少しはましになったのだけれど、特に足が冷えて参る。風呂から上がってしばらく立った今、また足が冷えてきている。20度で寒いだのなんだのいうようでは。とにかくこの謎の冷えは困ったものだ。

というわけで、ミシェル・ウエルベック「地図と領土」読了。基本的にウエルベックの小説は意外な結末にはならない。つまり、どんでん返しはない。ここ2冊を読んだところでは。この小説で起こる事件に関してはあらすじで前もって分かっていたこと。途中からミステリの興趣になるのかなと思って読んでいたらエピローグで肩すかしを食らう。で、一気に時間が経過しウエルベック的な結末を迎える。結局はアーティストを主人公に据えたことがすべて、という印象。ウエルベックの小説は強烈な起伏や起承転結があるわけでも結末にカタルシスがあるわけでもないのだが、洗練された筆致で文学を読む喜びがある。ただ前回読んだ「服従」の方がこうしてみると訳文がよかったなあと。

それにしても足が冷えて、どうにも物事に集中できないわけです。

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